クラウド型コールセンターシステム「BIZTEL」とAIボイスボット「RightVoicebot」の連携がついに実現
株式会社リンクが展開するクラウド型CTIシステム「BIZTEL」は、8年連続で国内シェア第1位を獲得しています。8月に入って、新たに株式会社RightTouchが提供する自律型AIボイスボット「RightVoicebot by KARTE」との連携を開始しました。このパートナーシップは、コールセンター業務の効率化と顧客サービスの向上を狙ったものであり、今後の展開が期待されています。
コールセンター業務の現状と課題
コールセンター業界では、日々の業務において人手不足が悩ましい問題となっています。このため、ボイスボットを活用した自動応対の導入が進んでおり、業務の効率化が求められています。これまでのボイスボットの運用では、お客様からの電話がボイスボットに繋がる際や、ボイスボットが処理できない内容をオペレーターに引き継ぐ際に外線を介しての通話転送が行われており、これが通信コストの増加を招いていました。また、転送時に顧客情報が引き継がれないため、オペレーターが迅速に適切な対応を行うのが難しいという課題もありました。
新たな連携で解消される問題
今回のBIZTELとRightVoicebotの連携によって、これらの課題が解消されることが期待されています。新しいシステムでは、SIP(Session Initiation Protocol)を使用して両サービスを直接接続。これにより、外線を介さずに通話を繋ぐことができるため、通信コストを大幅に削減することが可能となります。
さらに、ボイスボットからオペレーターへ電話が転送された際には、お客様の電話番号や会話履歴が自動で連携され、オペレーターはスムーズに顧客データを確認しながら応対が行えるようになります。このシステムによって、応対業務の効率性が大幅に向上することでしょう。
RightVoicebot by KARTEの特長
「RightVoicebot by KARTE」は、従来のボイスボットとは一線を画す自律型AIボイスボットです。企業のナレッジやボイス・オブ・カスタマー(VoC)などのデータを駆使し、高度な自動音声体験を提供します。このAIは、顧客が自由に発話できるようになっており、その発話内容を柔軟に解釈。ベテランのオペレーターのように迅速に問題解決へ導きます。このため、顧客は自分の状況に合った対応を受けやすくなり、効果的なサポートが可能になります。
さらにこのボイスボットは、Webや外部システムとも連携し、個別の顧客に最適な対応フローを構築することができるため、顧客満足度を高めることができます。
今後の展望
株式会社リンクと株式会社RightTouchは、今回の連携を第一歩として、業務の効率化や自動化を推進するためのさらなる取り組みを行っていく所存です。両社は、コールセンター業界が直面している様々な課題の解決に向けて互いに協力し、より良いサービス提供を目指しています。
この新しい連携によって、コールセンター業務の現場にどのような変革がもたらされるのか、今後の動向から目が離せません。詳しい情報はそれぞれの公式サイトをご確認ください:
RightVoicebotの詳細はこちら
BIZTELの詳細はこちら
今後も最新の技術とサービスがどのように日常業務に取り入れられていくのか、ぜひ注目していきたいと思います。