新緑の秋田で自然と触れ合う特別体験
2025年5月24日(土)から25日(日)にかけて、生活協同組合パルシステム東京と千葉が共同で企画する特別な体験ツアーが開催されます。このツアーでは、秋田県の湯沢市での田植えや山菜摘みを通じて、地域の生産者との交流を深めることができます。普段は見ることのできない農作業の現場で、参加者の皆さんは新しい発見や感動を味わうことができるでしょう。
楽しみながら学ぶ田植え体験
ツアーは東京駅から新幹線を利用し、大曲駅へ向かいます。駅からはバスで約1時間、JAこまちの田んぼに到着。ここで、約40名の参加者が生産者の方々と共に、田植えの実践を行います。特別栽培米「エコ・秋田あきたこまち」の苗を自分の手で植える貴重な体験が待っています。生産者から直接指導を受けられるため、初心者でも安心して参加できます。さらに、田植え機の試乗体験もあり、自分で農業の道具に触れることで、よりリアルな農業の魅力を感じられます。
地元の味を愉しむ
田植え活動の後は、湯沢市の小安峡温泉にある温泉宿で地元の特産物を堪能します。女将が手作りする郷土料理や旬の食材を使った料理を楽しみながら、生産者との交流を深めましょう。地酒と共に、地域の農業や生産物についての話を聞くことで、自分が食べている食材に対する理解が深まります。
山菜摘みとりんご園の訪問
2日目は雄勝りんご生産同志会の小野田政広代表のりんご園を訪問。ここでは、特別栽培のりんごを育てている生産者から直接、りんごの育て方や山菜の取り方を学びます。さらに、地元のお母さんたちが作る郷土料理やおにぎりを囲みながら、参加者の皆さんと生産者たちとの絆を深める時間が設けられています。山菜摘みの実践を通じて、自然に触れる楽しさも実感できるでしょう。
持続可能な農業と地域を支える協同の力
この取り組みは、2002年に設立された「秋田南部圏交流協議会」が中心となって進めています。協議会は、地元のJAこまちやJA秋田ふるさとなどと連携し、消費者と生産者との交流を促進する活動を続けています。さらに、安全で安心な農産物の取引を推進し、地域を支える持続可能な農業の実現に向けた取り組みが行われています。
農業体験や郷土料理教室などの活動を通じて、参加者自身が地域の魅力を再発見する場となることを目指しています。パルシステムは今後も、一層農業と消費者の架け橋となるべく、様々な事業を展開していく予定です。
この特別な体験ツアーは、単なる旅行ではありません。新緑の秋田の自然とともに、農業の大切さや地域への感謝の気持ちを感じることができる貴重なチャンスです。ぜひ、この機会に参加してみてはいかがでしょうか。