宇佐美進典が切り拓く新たな投資のカタチ
前CARTA HOLDINGSの代表取締役を務めた宇佐美進典が、新たに株式会社VOYAGE CAPITALを2026年5月に設立しました。この企業は、プライベート・エクイティ(PE)事業を中心に展開しており、設立から約1年以内に10億円規模のファンド設立を目指しています。宇佐美氏のこれまでの豊富な経験をもとに、他社とは一線を画した独自のアプローチで企業支援を行う意向です。
設立の背景
宇佐美進典氏は1999年にアクシブドットコムを創業し、その後の4分の1世紀にわたり、日本のビジネスシーンでさまざまな資本取引や事業運営のトップで活躍してきました。その経験から、日本には多くの実力を持った企業が存在するにもかかわらず、資本市場から適切な評価を得られない状況があることを痛感してきたのです。このような課題を解決するため、VOYAGE CAPITALを立ち上げました。
VOYAGE CAPITALの理念
「PEファンドであって、PEファンドに非ず」という理念のもと、VOYAGE CAPITALは単なる資本投資とは異なり、長期的に企業の成長をともに支援することを重視しています。企業経営者と共に、事業や組織の両方に寄り添うパートナーとして関わり、適切なレバレッジや資本構成の最適化を通じて、次のステップへと導くことを目指しています。
宇佐美進典の考え方
宇佐美氏は、テクノロジーの進化、特にAIの進展が従来の投資手法やPEファンドの利用方法を根本から変えていると語ります。未来の予測が難しい現代、過去の財務モデルに固執することは適切ではないと指摘。事業と人・組織を両立させることが、今後の経営において重要だと強調します。
「私たちの役割は、ただ投資するだけでなく、私たちが培った知識とノウハウを活かして企業と共に成長していくことです。短期的な利益を追求するのではなく、長期的な視点で企業の潜在能力を引き出し、日本の産業基盤をより強固なものにしていくことが目標です」と、宇佐美氏は力強く語ります。
宇佐美進典の経歴
宇佐美進典氏は、早稲田大学商学部を卒業後、トーマツコンサルティングを経て、1999年にアクシブドットコムを立ち上げました。2012年にサイバーエージェントからのMBOを経て、2014年には東証マザーズ上場、翌年には東証一部に上場しました。2019年には電通子会社CCIとの経営統合を果たし、CARTA HOLDINGSの代表取締役会長に就任。2025年にはNTTドコモによるTOBにより非上場化し、同社を退任することになりました。現在は、アイスタイル、ミラティブ、スマートニュースの社外取締役を務めています。
会社概要
VOYAGE CAPITALは、プライベート・エクイティ投資や経営コンサルティングを行っており、投資先のコミュニティ・アライアンスも運営しています。公式ウェブサイトも開設されており、詳細情報を随時更新しています。
この新しい挑戦が、どのように日本経済や産業構造を変えていくのか、注目が集まります。