キベラの若者の声
2026-03-27 13:17:43

東京のアートセンターでキベラの若者たちの声を届ける展示会開催

キベラから見つめる世界:展覧会概要


2026年4月25日から5月31日、東京のアートセンターBUGにて「キベラ“スラム”から見つめる世界 ―語られてきた私から、語る私へ。―」が開催されます。本展は、ケニアのナイロビに位置するキベラという都市型スラムに暮らす若者たちが、自らの視点で表現した作品を通じて、スラムという言葉に対するセンセーショナルなイメージを一新し、新たな物語を観客に届けることを目的としています。

表現者として立ち上がる若者たち


多くの若者がジャーナリストを夢見ている背景には、自己表現を求める強い意志があります。これまで社会に疎外されてきた彼らは、寄付で届けられたカメラを使い、自らの日常や出来事を映像や写真として記録しています。このプロセスは、彼らが「語る力」を獲得する過程であり、これまで外部からの視点で語られがちだったスラムの意味を再定義する試みでもあります。展覧会では100点以上の作品が展示され、アーティスト自身の解説映像も流れます。

東京での対話の場を創出


本展では、作品展示だけでなく、観客とキベラの若者たちとの“対話”を生む機会も設けられています。観客が若者たちに質問を投げかけ、その返事が後日届くことにより、被写体と観客の間に新しいコミュニケーションが生まれます。このような形で、観客は本展を通じてキベラの視点を体験し、表現の力を再考する貴重な機会を得ることができます。

キベラの実情を再考する


展覧会の中では、「スラム」というラベルで表現される世界のリアルな姿を掘り下げ、日々の営みや喜び、誇りといった多様な瞬間を捉えた作品に触れます。キベラで育ったアーティストたちが自らの視点で語ることにより、スラムの概念がどのように変化していくのかを見ることができます。また、出展者の多くは限られた環境下で制作を行っており、彼らの作品は技術的な完成度ではなく、制作にかかる条件を反映したものとなっています。このことを理解することで、作品に対する評価や視点が変わっていくでしょう。

さまざまな関連イベントも企画


展覧会中には数多くの関連イベントが予定されています。5月9日には「レンズを介した対話―キベラの若者との交流で見えてきたこと」と題されたトークが行われ、出展アーティストや専門家が登壇します。また、企画者によるガイドツアーも実施され、より深く作品の背景や意図を知る機会が提供されます。そして、展覧会の最終日にあたる5月30日には、アーティストたちによる成果発表会も実施され、彼らの成長を感じることができるでしょう。

坂田ミギーのビジョン


本企画の企画者である坂田ミギーは、過去13年間にわたりキベラで教育支援やアート活動に関わり、地域の声を届ける意義を強く感じてきました。彼の取り組みを通じて、キベラの若者たちが自らの文化や日常を発信する重要性が認識され、地域の表現者として立ち上がる機会を提供しています。本展は彼らにとって新たな出発点であり、観客にとっても新しい視点を提供する場となるでしょう。

この展覧会を通じて、私たちはスラムについての固定観念を見直し、彼らの経験と独自の視点から生まれる新しい物語に触れることができる、貴重な機会をお見逃しなく。


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