岡山大の研究見学
2025-12-20 16:24:21

岡山大学医工系TCコースの研究室見学で最先端技術に触れる機会が提供されました

岡山大学医工系TCコースの研究室見学



国立大学法人岡山大学は、技術職員に向けた教育の一環としてTCカレッジ医工系コースを展開しています。2025年11月17日、18日に行われた研究室見学は、その中でも特に注目されるイベントです。今年度は新たにクライオ電子顕微鏡に触れる機会も設けられ、多くの参加者に刺激となりました。

初日は、津島キャンパス内の5つの研究室を訪問しました。内田哲也教授による高性能走査プローブ顕微鏡(SPM)の実演や、人工網膜製造のためのクリーンルームの見学が行われ、受講生たちは最先端の技術を間近で体感しました。

続いて、舟橋弘晃教授と井上岳人准教授から不妊治療における胚培養士の重要性について学び、実際のフローサイトメーターやリアルタイムPCR装置を見学しました。特に、自らの視野を広げる貴重な体験となり、参加者からは、「先進的な研究が行われていることに驚いた」という感想が多数寄せられました。

午後からは、異分野基礎科学研究所の沈建仁教授からクライオプラズマFIB-SEMとクライオ電子顕微鏡の説明が行われ、特殊なメガネを使ってその成果を視覚的に体験しました。最新の機器がもたらす情報量の豊富さに驚愕した様子が伝わってきました。

二日目は、岡山大学病院の遺伝子・ゲノム融合推進検査室を訪問し、最先端医療の現場を学びました。冨田秀太教授や井上博文主任臨床検査技師からは、がんの遺伝子パネル検査の実施に関わる様々な技術が説明され、特に全自動遺伝子検査装置のデモは参加者にとって新たな発見でした。

見学後、参加者たちはそれぞれの経験を基に、今後の技術職員としてのスキル向上に向けた強い意欲を示しました。特に、岡山大学の技術職員が先駆的な技術に触れることで、研究支援の質を高めることが期待されています。

佐藤法仁副理事は、「岡山大学には多様な分野が存在し、このイベントが新たな知の探求へとつながることを期待しています」とコメントしました。これからも岡山大学の取り組みにご注目いただき、地域に貢献する研究大学としての役割を果たすことにご期待ください。


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