サステナブル抹茶碗
2025-02-27 11:09:40

廃棄床革から生まれたサステナブルな抹茶碗TAIZAN SENKAの魅力

サステナブルな抹茶碗、TAIZAN SENKAの魅力



近年、環境意識の高まりとともにサステナブルな製品が注目を集めています。その中でも特に興味深いのが、株式会社TAIZANが手掛ける再利用可能な抹茶碗『SENKA』。今回ご紹介するのは、廃棄される床革をアップサイクルして作り出した、SDGsの理念に基づくこの美しい器です。

TAIZANの取り組みについて



TAIZANは東京都渋谷区に本拠を構え、代表取締役の戸谷太一さんのもと、持続可能性を考慮したモノづくりに挑むブランドです。彼は廃棄されるレザー素材の中でも特に無駄にされがちな床革に着目し、その可能性を再発見しました。床革を使用した抹茶碗『SENKA』は、材料の有効活用と日本の伝統文化である茶道を融合させた新たな試みの象徴です。

抹茶碗『SENKA』の特徴



『SENKA』のデザインは、無作為に生まれる起伏が滑り止めとなり、持ちやすさを体現しています。さらに、優れた断熱性と保温性を兼ね備えているため、いつでも最適な温度で抹茶を楽しむことができます。使用されるのは、植物性の天然成分で鞣されたフルベジタブルタンニンレザー。この素材は、使うほどに独自の深みを増し、世界に一つだけの茶碗へと成長するのです。

経年変化の美しさ



『SENKA』は「遷赫(せんかく)」という名前の通り、経年変化による美しさが魅力。日本の”Wabi-Sabi”の理念を体現し、古き良きものを大切にする文化と現代的なデザインの両方を兼ね備えています。金継ぎや呼び継ぎができる点も重要で、割れたり傷ついたりしても再生可能です。

市場の状況と過去の実績



TAIZANは、国産の床革という素材を利用することで、他には無いユニークな製品を市場に提供しています。茶道の精神を尊重し、重要な素材としてのレザーの位置づけを確立させるため、彼らは日々挑戦を続けています。多くのレザープロダクトが溢れる中で、床革を有効に活用した製品は、究極のサステナブルオプションとして注目されています。

買い求める方法



『SENKA』は2025年4月1日より、移動式ギャラリーCAVIENT及び日本橋高島屋で展示・販売を開始します。CAVIENTは予約制で、渋谷区や港区などの東京都の特定エリア内で訪れることが可能です。一方、日本橋高島屋では、ギャラリーでの直接販売が行われます。

今後の展望



TAIZANの戸谷さんは、今後もSDGsに貢献できるプロダクトを作り続けることを目指しています。『SENKA』をきっかけに、多くの人がサステナブルなライフスタイルを意識し、廃棄物の再利用の重要性を理解する手助けになればと願っています。日本の美意識と環境への配慮が見事に融合したこの抹茶碗、ぜひ手に取ってその魅力を直接体感してみてください。


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