ベトナムにおける新たな医療のカタチ、デジタル病理支援AI
メドメイン株式会社が展開するデジタル病理支援AI「PidPort」が、ベトナムのHa Dong General Hospitalで研究利用と実証実験としてスタートしました。この新しい取り組みは、ベトナム北部の医療現場における診断精度を向上させることを目指しています。
デジタル病理AIの導入背景
メドメインは、これまでにもベトナム国内のさまざまな医療機関と連携し、AIを活用した病理診断支援の実装に向けた努力を重ねてきました。Bạch Mai病院やE病院、タイグエンA病院との間にMOU(覚書)を締結し、研究と教育の分野でも協力関係を築いています。今般のHa Dong General Hospitalとの取り組みは、各病院との実績に続くものであり、ベトナムにおけるデジタル病理診断の普及に大きく貢献することでしょう。
この取り組みは、2025年10月17日に締結されたMOUに基づいており、その契約式典には日本の在ベトナム大使館が見守る中行われました。メドメインはこの新たなステップを通じて、ベトナムの医療システムの質を向上させるために、日本式医療のワークフローを導入していくことを約束しています。
SMCメディカルツーリズム・ジャパンの役割
メドメインの取り組みを後押しするのが、SMCメディカルツーリズム・ジャパン事業部です。この組織は海外での日本式医療の普及と医療DXの推進を目的に設立されており、日本の医療機関や医療AI企業と連携し、現地の医療機関との協力を進めながら医療の品質向上や人材育成、ヘルステックの導入を図ります。
ベトナムを始めとするアジア諸国での医療連携や実証プロジェクトの運営を担うこの組織の活動は、今後の医療システムに大きな影響を与えることでしょう。
メドメインの未来へのビジョン
メドメインは、今後もベトナム国内での医療AIの実装を推進し、医療現場の支援を続けていきます。特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)の普及は、医療の未来を変える重要なカギとなるでしょう。全ての患者が最善の医療を受けられる社会の実現に向けて、メドメインは尽力を怠りません。
私たちの健康と医療を未来へと繋ぐこのプロジェクトが、どのように進行していくのか、今後の展開に期待が寄せられます。デジタル技術を駆使した新たな医療の形が、ベトナムだけでなく、他の国々にも広がっていくことを願ってやみません。