新たな流通モデル
2025-07-15 09:59:04

都市と地域を結ぶ新しい流通モデルの提案 - 体験型デジタル物産展開催

地域と都市を結ぶ新しい流通モデルの提案



愛媛県宇和島市から新たな流通モデルが提案されます。株式会社空庵は、2025年7月下旬に東京都内で「体験型デジタル物産展」を開催し、地域の生産物を通じて都市部との新しい関係を築くことを目指します。このイベントは、観光や教育、起業支援を通じて地域創生を支援する取り組みの一環です。

体験型デジタル物産展の概要



空庵は、これまで木屋旅館の運営やゲストハウス事業を通じて観光を促進し、地域の起業家を育成するための研修を行ってきました。今回のプロジェクトでは、食品ロスや防災、一次産業の再生などのテーマを掲げています。都市部と地域をつなぐ購買体験の新たな実証実験として位置づけられています。

手ぶら経済と体験型物産展



従来の物産展では地域の生産者や事業者が顧客を把握することが難しく、リピート購入やコミュニケーションが生じにくかったという課題がありました。今回の物産展では、EC機能とチェックイン機能が導入され、来場者はその場でスマートフォンを使ってキャッシュレスで商品を注文できます。ここのポイントは、購入した商品が後日自宅に直接配送されるため、来場者は手ぶらで楽しめるという点です。

また、会場で展示されるのはサンプル品のみとし、輸送や在庫管理のコストを大幅に削減。これにより、全国各地で短期間で地域の産品を手軽に紹介できる柔軟なモデルとしての展開が期待されています。

地域イノベーションの拡大



このイベントでは、道の駅「きさいや広場」との連携により、実際に扱われている地域産品の数々が紹介されます。新たな防災×食品ロスの実証プロジェクトも並行して進めており、廃棄されがちなジビエや大豆を使用した防災備蓄食品の試作品を試食提供する予定です。また、地域イノベーション拠点「ビーチビレッジ石応」での取り組みの映像も上映され、アグリツーリズムなどの新しい地域事業の紹介も行われます。

イベント開催情報



体験型デジタル物産展は以下のスケジュールで開催されます。

  • - 第1回:青山ファーマーズマーケット
開催日:2025年7月27日(日)
時間:10:00-16:00
会場:国際連合大学前広場(東京都渋谷区神宮前5-53-70)

  • - 第2回:日鉄興和不動産・興和一橋ビル
開催日:2025年7月30日(水)~31日(木)
時間:11:00~16:00
会場:東京都千代田区神田錦町3-7-1 興和一橋ビル 地下3階

両会場では、事前にチェックインされた方に宇和島特産品がプレゼントされ、文化財に指定されている木屋旅館のペア宿泊券が当たる抽選イベントも行われます。

企業の声



イベントは各種企業との連携で進められています。株式会社JSOLのコメントでは、地域資源の循環や防災備蓄のあり方を対話を通じて設計してきたことが強調されています。また、ネットイヤーグループでは、地域イベントでのCRMシステムが開発され、この地域へのデジタルトランスフォーメーションが全国的に拡大することに期待が寄せられています。

宇和島市の岡原文彰市長は、このプロジェクトが地域ブランドの発信に寄与することを期待し、今後も支援を続ける意向を示しています。地域との新たな繋がりを生む“手ぶら経済”とデジタル物産展から目が離せません。


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