生誕100年森英恵 ヴァイタル・タイプ トークイベントレポート
東京・六本木の国立新美術館で、森英恵生誕100年を祝う「ヴァイタル・タイプ」展が開催されています。この展覧会に合わせて、特別なトークイベントが行われました。5月20日、森英恵さんの孫でモデル・タレントの森泉さんが登壇し、「祖母・森英恵の“素顔”と美意識を語る」というテーマで多くの人々と交流しました。
イベントは、森泉さんが森英恵さんデザインの黄色い鶴柄のドレスを着用し、展示の担当研究員である小野寺奈津氏と共に行われました。司会はテレビ朝日アナウンサーの下村彩里さんが務め、3つのテーマ「祖母の素顔」「女性としての生き方」「ファッションと自分らしさ」が中心に話が進められました。
森泉さんは展示を見た感覚を「森だくさん(盛りだくさん)な展示」と表現し、作品だけでなく「ママ森」の生き方に触れることができるとも話しました。展示を見ているうちに、色とりどりの華やかな作品に触れ、誰もがハッピーな気持ちになるとも付け加えました。祖母の特徴的な生き方について、森泉さんは「ママ森はパワフルで元気。愚痴を言ったところを見たことがない」と振り返り、当時の思い出を語りました。
「きれいな布の切れ端をもらって遊んでいた」という幼少期のエピソードを披露し、家族のつながりを感じさせる瞬間を共有しました。また、森英恵さんが象徴する「蝶」についても、「自由に優雅に飛び回るイメージ」とした上で、服の温もりや気分をアップさせる効果にも言及しました。森英恵さんは、仕事において流行を追い求める好奇心を持ち続け、常に周囲の人々へ思いやりを持って接していたことを強調しました。
小野寺氏は、森英恵さんが異なる生き方を体現し、1951年に仕事を開始した当時の日本の女性の就業率が非常に低かったことに触れ、その歴史的背景を明らかにしました。「彼女は外国でのキャリアを目指す時、周囲からの反対にあったが、夫の賢さんだけが支えてくれた」とも明かし、家庭の支えがどれだけ重要だったのかを語りました。さらに、森英恵さんのデザインは「今の世の中のニーズを汲み取り、着る人に寄り添う服」であったことを強調し、様々なライセンスビジネスに展開されたファッションの形も語られました。これらの経験を通じて、森英恵さんの影響力の広がりについて観客は深く理解を得られました。
イベントの最後には、約240人の観客が森英恵さんの人物像や創作の本質に触れ、多くの感動と思索を共有しました。トークイベントは約1時間続き、来場者にとって貴重な思い出として残ることでしょう。
続いて、森泉さんは6月8日放送の『徹子の部屋』にも出演します。この番組では、森英恵さんの貴重な映像を振り返るほか、泉さんが大切にしている祖母からの言葉や品々を紹介予定です。
展覧会では、森英恵の世界観が表現されたオリジナルグッズも販売中です。ドレスや蝶のモチーフを用いたアイテムは、生活に華を添えるアイテムとして多くの人々に親しまれています。図録、ステーショナリー、ファッション雑貨など、様々な商品が取り揃えられており、訪れる人々の記念やプレゼントに最適な選択肢となっています。
展覧会の詳細はこちらからご確認ください。
開催情報
- - 会期: 7月6日まで(火曜日休館、金・土は20:00まで)
- - 観覧料: 一般2,200円、大学生1,800円、高校生1,400円、無料入場あり
- - 会場: 国立新美術館
森英恵さんの生き様と美意識を感じるこの機会をお見逃しなく!