戦後80年企画展:上智大生の歴史を探る
上智大学では、今年の夏、戦後80年を記念した特別企画展「上智大生の戦前・戦中・戦後-未来につなぐ記憶をあつめて-」が開催されます。この企画展は、アジア太平洋戦争の終結から80年を迎えるにあたり、学生たちの記憶と体験を次の世代に伝えることを目的としています。
戦争体験者が年々少なくなっている昨今、若い世代にとって戦争は遠い過去の出来事であり、実感が薄れつつあります。そこで本展は、当時の上智大学生が残した貴重な記録をもとに、彼らがどのようにその激動の時代を生き抜いてきたのかを考えさせられる内容となっています。
展示内容の紹介
本展示では、上智学院ソフィア・アーカイブズが所蔵する当時の写真や、教育勅語や卒業式答辞といった歴史的資料を通じて、学生たちの生活や思いを掘り下げます。また、卒業生から寄贈された寄せ書き入りの日章旗や千人針、さらには出征する学生の遺書や抑留経験者の遺品、晩年の書簡なども展示予定です。これらの資料は、戦争という歴史の現実を考えるヒントとなるでしょう。
展示の重要性
本展は、ただ見て楽しむだけでなく、自由に考え、学ぶ機会を提供します。平和の大切さを再考する場として、訪れる人々にとって貴重な体験となることが期待されます。現代を生きる私たちにとって、歴史を学ぶことは未来を考える上で非常に重要です。このような企画展を通じて、次世代に残すべき記憶の重要性を再認識できることでしょう。
展示概要
- - 名称:戦後80年企画展「上智大生の戦前・戦中・戦後-未来につなぐ記憶をあつめて-」
- - 会期:2025年7月11日(金)~9月15日(月・祝)
- - 時間:10:00~17:00(平日・土日祝共通)
- - 場所:上智大学四谷キャンパス 中央図書館1階展示スペース
- - 入場方法:申込不要・入場無料
- - 展示資料数:22点(予定)
- - 主催:上智学院ソフィア・アーカイブズ
入場は無料で、展示の詳細やお問い合わせは公式サイトを参照してください。戦後80年の節目に、上智大学で語られる歴史のかけらをぜひ感じに足を運んでみてください。歴史を知り、未来を見つめる手助けとなる企画展です。