アットホームと岩国市が手を組み、空き家情報を強化
2025年10月、アットホーム株式会社は山口県岩国市が運営する「岩国市空き家バンク」とのAPI連携を開始しました。この連携により、岩国市で登録された空き家情報がアットホームの空き家バンクに自動的に反映されるようになり、地域の物件紹介と管理がさらに効率化されます。
空き家バンクの背景
近年、全国的に空き家問題が深刻化しています。地方自治体はこの問題に対処するため、空き家バンク制度を設け、地域の空き家情報の整理・共有を進めてきました。アットホームは、2017年に全国版の「アットホーム 空き家バンク」を設立し、以降、自治体が保有する空き家情報を集約・標準化する取り組みを進めてきました。
「アットホーム 空き家バンク」は、地方の魅力を再発見し、移住や定住を促進するための役割も果たしています。2025年9月末時点で875の自治体が参画し、掲載物件数は10,000件を超えています。今後はこれがさらに増えることが期待されます。
API連携の利点
このAPI連携の大きな利点は、岩国市が運営する空き家バンク「田舎暮らしの道しるべ」に登録された物件情報が、手を煩わせることなくアットホームのプラットフォーム上に反映されることです。これにより、物件情報の更新や公開作業の負担が大幅に軽減され、地域の空き家をより多くの人に知ってもらう機会が増えます。
空き家の流通活性化に向けて
アットホームは、今後も空き家バンク間の物件情報のデータ連携を通じて、地域の空き家の利活用をさらに促進していく方針です。地域の特性や魅力を最大限に活かした空き家の流通が進むことで、住民の利便性が向上し、地域の活性化が期待できます。これにより、地域住民だけでなく、都会から移住を考えている人々にも魅力的な選択肢を提供できるでしょう。
まとめ
アットホームの空き家バンクと岩国市の連携は、地域の空き家問題に対する新たなアプローチと言えるでしょう。この取り組みを通じて、地区の空き家情報がより一層簡単にアクセスできるようになり、地域の活性化が進むことが期待されます。これからもアットホームは全国の自治体と連携し、空き家情報の流通をさらに促進し続けるでしょう。空き家に興味のある方は、是非アットホームの空き家バンクを訪れてみてください。