子どもの人権ポスター
2025-12-10 08:58:07

子どもの人権を考えるポスター展が東京都内で開催

子どもの人権を守る!東京都の啓発ポスター



東京都内の学校や交通機関で新たに掲出される人権啓発ポスターが注目を集めています。公益財団法人東京都人権啓発センターが発行したこのポスターは、「子どもの人権」をテーマとしており、特に小学生や中学生といった子どもたちが抱える悩みやS.O.S.を発信する重要性に焦点を当てています。

【ポスター採用の経緯】


このポスターは、株式会社ニューモアが企画競争において選ばれたデザインです。ポスター制作においては「子どもが自身の権利を認識し、尊重される社会を実現する」という理念が込められており、子どもたちが抱える様々な問題に対する理解を深めることが目指されています。特に「相談してね」というメッセージが、子どもたちの悩みに寄り添う姿勢を示しています。

【ポスター内容の紹介】


このポスターには、悩みを抱えながらもSOSを発信できない子どもたちへの理解を深めるためのメッセージが盛り込まれています。具体的には、以下のような内容が描かれています。

モヤモヤしていることはある。でも、

「なんでも話してね」っていわれても。

それでも話してみたら、

ちょっとスッキリするかも。

「そうだったんだ」があるかも。

いっしょにかんがえることができるかも。

> ”かも”は、ひとつじゃない。

さがそう。


このメッセージは、悩みを抱える子どもたちの心の声を代弁し、彼らが一歩を踏み出せるようなサポートを目的としています。「話すこと」によって得られる新たな可能性に目を向け、自分たちの意見を大切にすることが、子ども自身の権利を理解する第一歩であると教えています。

【デザインの裏側】


ポスターのデザインは「暗闇」と「光」をテーマにしており、悩みや困難を抱える子どもたちがどのようにして光を見出すことができるのか、シンプルかつ力強い視覚的メッセージが込められています。デザイナーの宮島依子さんが手掛けたこのポスターは、大人と子どもが一緒に光を探す様子が表現され、共感とコミュニケーションの重要性が強調されています。

【今後の展開】


このポスターは、国際連合が定める「人権デー」である12月10日を中心とした「人権週間」(12月4日〜10日)に掲出されます。また、この期間に限らず、通年で様々な場所で展示される予定です。東京都内の交通機関及び教育機関において、広く一般に子どもたちの人権を啓発することが目的です。

【ニューモアについて】


株式会社ニューモアは、「協働福祉」を理念に掲げ、世代や障害を超えて多様な人々と協力してデザイン制作を行っている企業です。子どもたちの心のこと、そして権利を中心に据えたプロジェクトを進める中で、新しい価値を創造し続けています。

子どもたちが自らの権利を理解し、より良い社会を共に築いていけるよう、今後も啓発活動の輪を広げていくことが期待されています。


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