Lazuli株式会社が新機能を発表
Lazuli株式会社は、2025年5月から「Lazuli PDP(Product Data Platform)」の新機能を順次提供することを発表しました。新たに追加されるのは、生成AIを活用したデータ処理の自動化を実現する「Wizard(ウィザード)」と、画像ファイルの効果的管理をサポートする「Media Asset(メディアアセット)」という2つの機能です。
Wizard機能とは
「Wizard」機能では、データ処理をコーディングなしで行うことができます。具体的には、「データクレンジング」、「キーワード生成」、「商品説明文生成」といった様々なデータ処理が可能です。特に自社データの整備や、SEO対策に役立つキーワードの自動生成は、多くの企業にとって効率的なソリューションとなります。
データクレンジング
データクレンジング機能は、データの整合性や効率性を向上させるために、特殊文字の削除や半角全角文字の統一を行います。これにより、データを一定のフォーマットで出力できるようになり、自社マスタに合わせたデータ生成が容易になります。
キーワード生成
また、「Keyword Generation」機能を使えば、商品データを元に自動的にキーワードを生成できます。口コミデータの分析や新たな検索キーワードの登録に役立ち、効率的な運用が促進されるでしょう。
商品説明文生成
「Description Generation」では、企業が所有するデータやLazuliのデータベースを活用し、商品の魅力を伝えるためのキャッチコピーや商品説明文を自動生成します。これにより、手間をかけずに魅力的な商品紹介が可能になります。
Media Asset機能の紹介
「Media Asset」機能では、画像ファイルの管理が簡素化されます。直感的なドラッグ&ドロップでのアップロードをはじめ、AIによる画像認識技術を活用し、自然言語での検索が可能です。たとえば、「赤い商品」や「笑顔の人物」といったキーワードでの検索が行えるため、画像管理にかかる時間が大幅に短縮され、制作業務の効率化が進むでしょう。
Public APIの実装
さらに、Lazuliでは「Public API」機能も追加しました。この機能により、ユーザーは自身のシステムやアプリケーションから「Lazuli PDP」に直接アクセスし、データの取得や更新を行うことが可能です。これにより、企業内外でのデータ統合やワークフローの自動化が実現されます。
期待される影響
この機能追加により、Lazuliは多くの企業ユーザーにとって利用しやすい環境を提供することを目指しています。すでに30を超える企業がLazuliのサービスを利用しており、特にコーディングスキルが必要ないという点が、多くの新規ユーザーの獲得に寄与するでしょう。
Lazuli株式会社は、AI技術とクラウドを駆使し、ビジネスに関わる誰でも利用できる商品情報管理を目指しています。生成AIを通して、データの効率的な活用を進め、企業の業務プロセスを大幅に改善することに貢献していくことでしょう。
会社概要
Lazuli株式会社は2020年に設立され、クラウド型のプロダクトデータプラットフォーム「Lazuli PDP」の開発・提供を行ってきました。企業間のデータ同期をスムーズにし、DX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートする取り組みを続けています。次期機能追加に期待が寄せられています。