SBテクノロジーがクラウドセキュリティ強化に新たな一手
SBテクノロジー株式会社は、2025年11月12日より自社開発のクラウドセキュリティパフォーマンス管理(CSPM)/攻撃面管理(ASM)サービス「クラウドパトロール」がOracle Cloud Infrastructure(OCI)に対応を開始すると発表しました。この対応により、パブリッククラウドユーザーはより一層、安心してサービスを利用できることが期待されています。
クラウドパトロールの背景
近年、企業は複数のクラウドサービスを利用するマルチクラウド環境に移行しています。その中で、セキュリティ対策の強化は喫緊の課題となっています。特に、Oracle Cloudの需要が高まる中、クラウドパトロールは、利用者のセキュリティニーズに応えるためにOCI対応を決定したのです。
クラウドパトロールの機能
「クラウドパトロール」は、以下の機能を提供します:
1.
緊急リスク対策 ー 高リスクポートの開放や、不正なログイン試行、権限設定の不備など、クラウド環境の潜在的な脆弱性を迅速に検知し、ユーザーに通知します。これにより、企業は事前にリスクを回避するための対策を講じることが可能になります。
2.
ガイドラインに基づく監査 ー CISベンチマークに基づいて、クラウド環境の準拠状況を監査し、具体的な改善アドバイスを提供します。監査結果は可視化され、対応策もナビゲーションされるため、企業はコンプライアンスを意識しながら運用ができます。
3.
アタックサーフェス管理 ー 外部からの攻撃対象を特定し、リスクを最小化するための可視化機能が組み込まれています。この機能を活用することで、企業は具体的な攻撃対象を把握し、適切な対策を講じることができます。
料金プラン
クラウドパトロールの料金は月額50,000円(税抜)からスタートし、初期費用は一切かかりません。この価格で最大1,000保護対象まで同じ料金で利用でき、超過分については1,000単位ごとに追加契約が必要となります。対応クラウドサービスによって保護対象のカウント方法が異なり、例えば、AWSではアカウント数、Microsoft Azureではサブスクリプション数でカウントされます。
今後の展望
今後、SBテクノロジーはOCI向けに、攻撃経路を可視化する「攻撃パスレポート」機能や、経済産業省の要求に応じたOCI版レポートの提供を予定しています。これにより、企業はさらに強力なセキュリティ対策が可能となります。
詳細については、
クラウドパトロール公式サイトをご参照ください。
まとめ
SBテクノロジーの「クラウドパトロール」がOracle Cloud Infrastructureに対応したことで、企業はこれまで以上に安心してクラウドを活用できる環境が整いました。セキュリティを強化し、効率的な運用を実現しようとする企業にとって、非常に有用なサービスです。