訪日外国人向け観光マナーサイト「TJWeb」の始動
ツーリストシップグローバル株式会社と一般社団法人ツーリストシップが共同で、訪日外国人向けに観光マナーサイト「TJWeb」を始めました。このサイトでは、今後予想される訪日旅行者数6,000万人といった大規模な背景を持つ日本の観光現場において、トイレの使い方や公共交通機関でのマナー、神社の参拝作法に至るまで、幅広い日本の習慣を網羅し、旅行者が安心して観光できる環境作りを目指しています。
背景と現在の課題
訪日旅行者の急増に伴い、公共の場でのマナーが求められる場面が増えていますが、地域ごとの対応が中心となり、日本全国での横断的な情報提供が不足していました。従来のマナー啓発の取り組みは地域に偏っていて、旅行者が日本全体のマナーを一目で理解できる仕組みは整っていませんでした。多くの情報がPC用に設計されており、スマートフォンでも簡単に取扱える内容は少なかったため、訪日外国人が「何を守ればいいか」を把握することが困難でした。
TJWebの特徴
新たに立ち上げたTJWebでは、以下の8つの項目に基づき、日本全国の観光マナーを説明しています。
1. 日本での食事と買い物
2. 日本らしいコミュニケーション
3. 日本での宿泊施設
4. 日本の慣習
5. 日本での自然体験
6. 日本での文化体験
7. 日本での移動
8. 入国前の準備
これらの情報は旅行者目線で分かりやすく整理されており、日本の文化に対する理解を深めるための構造も持ち合わせています。さらに、マナーの重要性だけでなく、なぜそれが大切なのかを旅行者に伝える工夫もなされています。
企業との連携
このTJWebは無料サイトとして設計されており、企業や自治体との連携を図りながら展開しています。ビックカメラでは、訪日外国人が多く訪れる店舗でマナー情報を発信するためのポスターやリーフレットを配布しており、嵐山商店街では旅行者向けオリジナルカードやポスターを桜シーズンに向けて掲示しています。また、彌榮自動車株式会社による空港シャトルのタクシーにも、オリジナルポストカードが配布されています。
旅行者の反応
訪日旅行者からは、TJWebに対して高い評価が寄せられており、「興味のあるカテゴリを選ぶだけで必要な情報にアクセスできるのが便利」「公共交通機関でのマナーやスーツケースの扱いが網羅されている」といった声が聞かれています。このように、実用性や情報の網羅性が強く評価されている点が特徴です。
今後の展望
今後、TJWebはさらに多くの企業や自治体と連携し、観光マナー発信の統一感を高めていくことを目指します。また、毎月コンテンツのアップデートを行い、新たな情報を取り入れることで、より良い観光体験を提供するための基盤を築いていく予定です。
このように、TJWebは訪日外国人が日本を訪れる前に、日本の習慣や配慮について理解を深めるための重要なツールとして位置づけられています。日本全国の観光業が共通のマナーを持つための第一歩と言えるでしょう。