大阪・関西万博での『世界のMUSASHI個展』をプロデュースしたガハハの挑戦
2025年7月、大阪・関西万博で実施された『世界のMUSASHI個展』は、アーティストMUSASHIとのコラボレーション作品約100点が展示される壮大なイベントとして多くの注目を集めました。この個展は、株式会社ガハハの徳田憲治さんとくみこさん夫妻の手によってプロデュースされ、約150の企業や団体からの参加があり、非常に多彩な内容となりました。
株式会社ガハハは、デザイン、WEB制作、イベント企画運営を主な業務とする企業で、遊び心満載の名前からもユニークな会社であることが伺えます。企業の理念は、一見無邪気に思える言葉で〝ともにまいろう〟と表現され、協力し合い、持ち寄り、共に楽しむという精神が色濃く反映されています。これは代表取締役の徳田憲治さんが子どもの頃から好きなことを追い続けてきた結果とも言えます。
徳田さんは大学時代に結成したバンド“スムルース”でメジャーデビューを果たしましたが、病気の影響で活動を一時休止。その後に創業したガハハでは、音楽とデザインを融合させる新しい試みを続けています。バンド活動をマイペースに行いながらも、仕事に情熱を燃やしている様子は、会社の魅力につながっています。
MUSASHIとの出会いと個展への道
『世界のMUSASHI個展』に関与することになったのは、京都信用金庫からの紹介がきっかけでした。万博の事務局との出会いを経て、高槻市で毎年開催される“高槻グルメピクニック”でのMUSASHI作品の展示も行ったことで、徳田夫妻は更にMUSASHIとの絆を深めていきます。充実した関係性が形成される中で、万博の個展事務局へも参加し、活動を推進することになりました。
準備の苦労とやりがい
くみこさんは、一見冷静に物事を進めるスーパーウーマンのように見えますが、実は彼女もこのプロジェクトにプレッシャーを感じていたそうです。「初めてのチームに加わり、MUSASHIについても知識がない状態で全体をまとめるのは大変でした。ただ、気を引き締め、参与者たちとのコミュニケーションを大切にし、協力し合いながら進めることが肝心でした」とくみこさん。チームのバランスを取り、徳田さんと共に完璧な役割分担をしながら臨んだイベントは、無事成功を収めました。
イベントの成功と今後の展望
開催当日、徳田さんは「イベントを成功させるためには、全ての決定が重要。最後に振り返ると、すべてが正しかった」と振り返り、自身のプロフェッショナリズムを実感したそうです。これにより、満足度の高いイベントを実現し、訪れた人々に多くの感動を与えました。
今後、株式会社ガハハは、MUSASHIのアート活動を紹介する冊子の制作も担当予定です。この新しい取組がどのように仕上がるのか、私たちも楽しみです。
最後に、株式会社ガハハがある高槻市は、さまざまな文化と自然に恵まれた地域で、今後も彼らの活動によってさらに多くの魅力が発信されていくことを期待しています。それは、『世界のMUSASHI個展』の成功に続く、新たな文化的イベントの誕生を予感させるものでもあります。