環境革新の旗手「ECOSAS」登場
ASPiA JAPAN株式会社(上野、台東区)は、環境に優しい日本発の新素材として「ECOSASエアロゲル」と「ECOSASバイオシリカ」を発表しました。この画期的な素材は、産業界の断熱性能を最大化し、資源の循環利用を実現することを目指しています。両素材は、2025年11月にタイ・バンコクで行われる『METALEX2025』で公式に紹介される予定です。
1. 素材の概要
「ECOSASエアロゲル」は、そのナノ多孔質構造によって、熱エネルギーの損失を大幅に減少させることができる世界最高峰の断熱材です。それに対し、「ECOSASバイオシリカ」は、植物由来の材料を使用した再生可能な無機素材で、廃棄物を利用したサーキュラーエコノミーの実現を意図しています。
2. 技術的特性
- - 熱伝導率: 0.014 W/m・K(一般空気の約1/3)
- - 断熱性能: 同厚の他の断熱材に比べ、最大3倍の断熱効果を示します(わずか3mmの厚みでテスト済み)
- - 物理的特性: 軽量で柔軟性もあり、高耐久で施工も容易
- - 持続性: 耐火性、耐湿性、耐衰退性能を兼備し、長期使用が可能
- - 音響特性: ナノポーラス構造による高い吸音性能と断熱性能を実現
- - 環境貢献: バイオシリカは、天然素材でCO₂削減に寄与します。
3. 導入メリット
この環境革新素材の導入によって、以下のようなメリットがあります。
- - 省エネ効果: 年間エネルギーコストを20~40%削減
- - 輸送効率: その軽量・薄型設計により、輸送時のエネルギー効率と施工性が向上
- - 高効率: 空調及び生産効率の向上を可能に
- - 環境保護: CO₂削減とともに資源のサーキュレーションを実現
4. 利用分野
「ECOSASエアロゲル」と「バイオシリカ」の活用が期待される分野には、以下のようなものがあります。
- - 建築・住宅: 断熱壁材や外装材として省エネ施工に寄与
- - 産業設備: ボイラーや配管、タンクの高断熱被覆
- - コールドチェーン物流: 冷凍・冷蔵車両や保冷ボックス
- - 電気・電子機器: リチウム電池や半導体装置の熱管理
- - 再生可能エネルギー: 太陽光関連設備や水素関連フィールドの断熱管理
5. 環境貢献の仕組み
ASPiA JAPANでは、「製造 → 使用 → 回収 → 再生」の循環型モデルを構築。
エアロゲルの製造過程での副産物を回収し、バイオシリカの材料として再利用することで、真のカーボンニュートラルを目指しています。国内生産により、輸送負担も軽減し、環境への配慮と経済の両立を実現します。
6. 今後の展望
ASPiA JAPANは、ECOSASエアロゲルやバイオシリカを核に、ASEAN市場を含めたグローバル展開に挑んでいきます。
METALEX2025では、断熱、省エネ、再資源化をテーマとして、最新の環境ソリューションを発表する予定です。「日本発の環境革新素材」として、脱炭素社会の構築に貢献していく所存です。
7. 代表者コメント
ASPiA JAPAN代表取締役社長の笹原憲久は、「私たちは『現場発のイノベーション』で、環境問題をビジネスチャンスとして捉えていきます。ECOSASシリーズは、現場のニーズに応える“実践型サステナブル素材”です。エネルギーの浪費を無くし、資源を循環させることで、持続可能な未来を実現することが私たちの使命です」と述べています。
8. 企業概要
ASPiA JAPAN株式会社は、東京都台東区に位置し、環境改善素材「ECOSAS」を開発・製造・販売しています。これまでに、環境省や農林水産省などから環境貢献賞や経済産業貢献賞を受賞。公式サイトもぜひご覧ください。
ASPiA JAPAN公式サイト。