公共ライドシェアサービスにおける新たな挑戦
東京都中央区に本社を置く株式会社パブリックテクノロジーズは、公共ライドシェアやオンデマンド交通の配車基盤「パブテクAI配車」に新機能を追加したことを発表しました。この新機能により、利用者は専用アプリをダウンロードせず、LINE公式アカウントから直接ライドシェアの予約を行えるようになります。
背景と課題
当社は、全国の自治体と協力し、公共交通機関が十分に整備されていない地域での住民の移動手段を確保するために、AIを活用した公共ライドシェアやオンデマンド交通の導入支援を行っています。これまでに、石川県小松市や千葉県香取市など、数多くの自治体でサービスを展開してきましたが、現場からは下記のような課題が指摘されていました。
1.
アプリのダウンロード障壁: 特に高齢者層からは「新しいアプリをインストールすることに抵抗がある」という声が多く聞かれました。
2.
利用率の伸び悩み: サービスが存在していても、予約手段が複雑であるために、実際の利用に至ることが少なかったのです。
3.
デジタルデバイド: スマートフォンを所持していても、LINEしか使わない人たちが一定数いることも課題です。
実際、国内のLINEの月間アクティブユーザー数は1億を超えており、特に高齢者層においても利用率が高いため、このコミュニケーションツールを活用することで、これまでの課題を解消できると考えました。
LINE連携による利便性
この新機能は、アプリを追加でインストールしなくても、利用者がすぐに利用を開始できるように設計されています。
- - 専用アプリ不要、LINEだけで完結: 利用者はLINE公式アカウントを友達追加するだけで、予約画面にアクセスできます。アプリをダウンロードする必要がないため、手間が減り、誰でも簡単に予約が行えます。
- - 直感的な予約フロー: 乗車地、降車地、日時、人数の4つのステップを踏むだけで予約が完了します。地図上から停留所を選んだり、カレンダーを使って日時を選択する形式で、迷うことなく操作できます。
- - 安全な本人確認: 初めて利用する際には、電話番号によるSMS認証が行われます。これにより、LINEアカウントと利用者の情報を安全に紐付けることができ、不正利用を防止します。また、2回目以降はスムーズに予約が行えます。
- - 運行体制の両立: LINE経由の予約も、既存のアプリやコールセンターからの予約も同じAI配車エンジンによって一元管理されるため、運用フローの変更がありません。
利用イメージ
今後も「パブテクAI配車」では、LINEを利用した配車確定通知、リマインダー機能や多言語対応など、住民との接点をさらに広げる取り組みを続けていく予定です。AI配車エンジンの精度向上にも努め、乗り合い効率の最大化と住民の待ち時間短縮を実現し、持続可能な地域交通のモデル確立を目指します。
まとめ
「パブテクAI配車」は、当社が開発した自治体向けのAI配車基盤です。利用者の予約に基づいて最適な車両や経路を自動計算し、ドアツードアの運行を実現します。これにより、地方自治体の交通サービスがより使いやすく、かつ効果的に運営されるようになります。地域を大切に思うパブリックテクノロジーズは、地域住民の暮らしを豊かにするための技術を提供し続けていきます。