デジタルの民主化DAYが大盛況
2025年2月26日と27日、株式会社ドリーム・アーツが主催する第12回「デジタルの民主化DAY」が開催されました。このイベントは、業務デジタル化に対する関心が高まる中、特に金融・保険業界から注目を集めています。当日は、1,559名の申し込みを記録し、視聴者数はなんと18,000名を超えるという大規模なイベントとなりました。また、参加者の98%以上が満足したと回答しており、これはデジタル化に対する関心の高さを示す結果です。
デジタルの民主化とは
「デジタルの民主化」とは、現場部門がITを駆使し、企業全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する考え方です。このイベントでは、大企業が「デジ民」として挑戦する事例を数多く紹介。特に、先進的なDXを推進する企業の取り組みが注目されました。この取り組みに共感した企業が集まることで、新たなビジョンを創出しています。
イベントプログラムの概要
イベントは多岐にわたるプログラムで構成されていました。主催者のドリーム・アーツによる基調講演の後、SOMPOダイレクト損害保険株式会社とイオンフィナンシャルサービス株式会社が自らのDX推進の実例を紹介しました。
1. ドリーム・アーツによる講演
ドリーム・アーツのマーケティング本部による講演では、現在のIT人材不足の背景におけるデジタルの民主化の重要性が解説されました。この中で、業務のデジタル化を支援する「MCSA(Mission Critical System Aid)」という新的なコンセプトも紹介され、複雑な業務システムのデジタル化について掘り下げられました。
2. SOMPOダイレクト損害保険の講演
次に、SOMPOダイレクト損害保険のDX推進部の大宮小百合氏と山田園子氏が登壇しました。彼らは、現場主導のDX文化を育成するための取り組みや、その中で行われた研修プログラムについて詳しく説明しました。現場の従業員が主体的に業務変革に関与することが、企業文化の変革に繋がると強調しました。また、SmartDB認定資格制度の導入を通じて、業務変革に寄与する人材の育成にも力を入れています。
3. イオンフィナンシャルサービスの講演
続いて、イオンフィナンシャルサービスの角野剛部長、髙橋浩也氏、木村久美子氏が登壇し、部門横断の業務プロセス改革についての取り組みを紹介しました。ボトムアップの視点で進められているこのプロジェクトでは、理想の業務体系を形にするための課題や手段についても詳細が語られました。また、業務プロセス改革を遂行するためのリーダーシップやマインドセットの転換の重要性にも言及され、参加者に響く内容でした。
参加者の声
イベント終了後、参加者からの多くの感謝の声が寄せられました。「プロジェクト体制が参考になった」「ボトムアップの取り組みには感銘を受けた」「木村氏の熱意が印象に残った」といった貴重な意見が、来場者の関心を物語っています。
次回開催について
次回の「デジタルの民主化DAY」は4月22日に予定されています。デジタル化に興味がある企業や個人は、ぜひ参加申込を検討してみてください。
今後もドリーム・アーツは、ユーザー企業とともに協創の精神で、業務デジタル化を推進していく考えを示しています。