AWL株式会社がIEEE ICIP 2025で新技術を発表
AWL株式会社は、2025年9月14日から18日(現地時間)にアメリカのアラスカ州アンカレッジで開催される国際会議「IEEE International Conference on Image Processing(IEEE ICIP)」に、同社の研究チームが投稿した論文が採択されたことを発表しました。IEEE ICIPは、画像処理やコンピュータビジョンの分野において、世界最大級であり権威ある国際会議で、その正当性は毎年の膨大な論文投稿数に表れています。
近年、AWLは独自のエッジAI技術を駆使した様々な映像解析ソリューションの開発に成功しており、特にリテール業界での実績が目覚ましいものです。今回、採択された論文は以下のタイトルで発表されます:
GRID-LOGAT: Grid Based Local and Global Area Transcription for Video Question Answering
この論文は、エッジAIの実装を通じた動画理解に焦点を当てており、特にローカルデバイス上でのVisual Language Model(VLM)の活用に貢献しています。著者陣には、NEDO理事長賞を受賞した技術者が名を連ねており、これもまたAWLの技術力が高く評価されている証拠です。
研究概要
本論文では、新手法「GRID-LOGAT」が提案されています。これは、画像をグリッドで分割し、その局所領域と広域領域を統合的に処理する技術です。現代の生成AI時代において、画像と言語の融合処理を深めることを目指しています。
特に注目すべき点は、この技術がローカルデバイスでの処理を前提としているため、プライバシーの保護と高精度な画像認識を両立している点です。また、クラウドへの依存を減らすことによって、電力消費の削減にも寄与することになります。
AWLの技術は、店舗や施設での防犯や業務効率化を目指しており、実用的な応用を視野に入れています。これは、AWLが推進している「エッジAIによる社会課題解決」に向けた重要なステップとも言えるでしょう。
イベント情報
IEEE ICIP 2025は、世界中の研究者や技術者が集まり、最新の研究成果や技術革新が紹介される場です。AWL株式会社の採択には、技術的な期待が高まっています。詳細な情報は、
IEEE ICIP2025公式サイトで確認できます。
AWL株式会社について
AWLは、2016年に設立された北海道発のスタートアップ企業で、AIを活用した映像解析技術に強みを持つ法人です。少子高齢化や人手不足などの社会問題に直面している地域において、最先端のソリューションを提供しています。特に、ローカルなドラッグストアチェーンとの提携を通じて、現場のニーズに応えた高品質な技術を開発しています。
グローバルな人材を採用することで、多様性に富んだ企業文化を築き、国籍や性別、経験を問わず優秀な人材が活躍しています。
このように、AWL株式会社は国際的な舞台での成果を通じて、日本の技術の未来を切り拓く企業として注目されています。