FUJIFILM GFX100S IIとPIX4Dmaticが空撮点検業界を革新

富士フイルム株式会社は、自社のミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM GFX100S II」が、3次元モデル生成ソフトウェア「PIX4Dmatic」との連携を開始したことを発表しました。この最新技術により、ドローンで撮影した映像から、迅速かつ高精細な3Dモデルを作成できるようになります。

ドローンによる点検の重要性

近年、プラント設備や社会インフラの老朽化が進み、点検業務の重要性が増しています。特に、作業員不足やコスト上昇の影響から、ドローンを用いた点検の需要は急増しています。「GFX100S II」は、1億200万画素の大型センサーを採用し、高解像度でドローンの空撮を行うことで、従来の手法に比べて近接目視と同等の精度で点検が可能です。

高精細3Dモデル生成の新時代

「PIX4Dmatic」は、先進的なフォトグラメトリ解析技術を用いて、高精度な3Dモデルが生成できます。このソフトウェアでは、俯瞰的な画像と詳細画像の両方を兼ね備えた3Dモデルを容易に作成できるため、複雑な構造を持つプラントや施設でも、点検業務が効率的に行えます。

さらに、AIを活用した検知ソフトとの組み合わせにより、機能強化された点検ソリューションの展開も期待されています。これにより、点検業務の効率化と安全性がさらに向上することでしょう。

「JAPAN BUILD TOKYO」出展情報

富士フイルムは、2025年12月10日から12日に東京ビッグサイトで行われる「JAPAN BUILD TOKYO」に出展します。ブースでは、「PIX4Dmatic」と「GFX100S II」を使った高精細な3Dモデルを体験できるほか、ドローン用の「ビルドフライヤークローム」と「シリーズハイブリッドドローン」も展示されます。これにより、点検業務における最新の技術に触れるチャンスです。