本屋大賞受賞作が特装版で文庫化
凪良ゆうによる小説「汝、星のごとく」は、2022年に第20回本屋大賞を受賞した作品です。この度、文庫化にともない紀伊國屋書店グループが特装版を発売することが発表されました。発売日は2025年7月15日で、全国の紀伊國屋書店グループの店舗およびウェブストアで販売される予定です。
特装版の特徴
特装版は、紀伊國屋書店グループ限定のリバーシブル仕様のフルサイズ帯が巻かれています。この帯は物語のラストシーンに登場する作中作をモチーフにデザインされており、物語を読み終えた後に帯を裏返すことで、さらに別の物語が展開される仕掛けになっています。これにより、読者は物語の余韻を堪能しながら新たな感動を受け取ることができるのです。
売上の好調
2023年8月には、この特装版が瞬く間に2000部を完売するなど、高い人気を誇っています。文庫版でも同様の成功を収めることが期待されています。この特装版は、物語のファンはもちろん、本作を初めて手に取る人々にとっても新鮮な体験を提供することを目指しています。
書店情報
紀伊國屋書店グループでは、この特装版を全国の全店で取り扱いますが、入荷数には限りがあるため、完売の際はご容赦ください。販売店舗には、紀伊國屋書店71店舗(洋書専門店を除く)だけでなく、旭屋書店や啓文堂書店なども含まれています。
著者からのメッセージ
著者の凪良ゆうさんは、特装版について「物語は送り出した瞬間から、作者だけのものではなくなる」と述べ、読者に特装版を手に取ってもらいたいという願いを表しています。著者自身の思いが詰まったこの特装版は、ぜひ多くの人に読まれ、その感情が伝わることを願っています。
あらすじ
「汝、星のごとく」は、瀬戸内の風光明媚な島を舞台に心の孤独を抱える二人の恋愛を描いた物語です。暁海と櫂、二人がどのようにして出会い成長していくのか、また時折すれ違いながらも絆を深める様子は、読者に切なさや共感を呼び起こします。生きることの自由さと不自由さを浮き彫りにした作品であり、爆発的な人気を集めている理由がここにあるのでしょう。
著者プロフィール
凪良ゆうは、2007年にデビューした作家で、特にBLジャンルでの作品が多く、ドラマ化や映画化されるなど幅広い支持を得ています。多数の賞を受賞しており、特に『流浪の月』での本屋大賞受賞が有名です。最近では『汝、星のごとく』以外にも続編やスピンオフを刊行するなど、精力的に活動を続けています。
特装版の詳細はこちら
この特装版文庫は、凪良ゆうの文才が生み出した感動を新たに感じるための絶好の機会です。ぜひ、あなたも手に取ってみてはいかがでしょうか?