介護と仕事を両立する職場環境を整えるKDDIエンジニアリングの取り組み

KDDIエンジニアリングが果たす介護と仕事の両立助成

現代において、介護と仕事の両立が大きな課題として挙げられています。特に、親や家族が介護を必要とする場合、これを理由に仕事を辞めなければならない「介護離職」が増加しており、多くの人がこの問題に直面しています。こうした現状を改善するために、KDDIエンジニアリング株式会社が取り組んでいる制度と、同社が受けた「トモニン」取得についてご紹介します。

「トモニン」とは何か？

厚生労働省が認可した「トモニン」は、仕事と介護を両立できる環境を整備している企業に与えられるシンボルマークです。介護離職を防ぐために、企業は従業員が安心して働ける職場の実現に向けての取り組みを行っています。KDDIエンジニアリングはこの「トモニン」を取得したことで、企業としての責任を果たし、従業員の意識を高めることを目指しています。

取得の背景と目的

KDDIエンジニアリングは、従業員の介護負担を軽減しながら、彼らが職務を全うできる環境を整えることを企業の使命として捉えています。2025年11月には「DE&I推進宣言」を発表し、基本方針や理念を策定するなど、より具体的な取り組みを進めています。これにより、介護を理由にキャリアを諦めることなく、従業員が活き活きと仕事に打ち込める環境を整えることを狙っています。

介護支援の制度・取り組み

KDDIエンジニアリングでは、従業員が介護を必要とする家族を支援するために、以下のような制度を整えています。

制度について

- 介護休暇: 年間5日分、最大10日間の有給介護休暇を取得できます。
- 介護休職: 最大で365日分の休職が可能です。
- 勤務制度の柔軟性: 深夜勤務の免除、時間外労働の制限、短時間勤務制度やフレックスタイム制、テレワークなど、多様な働き方を選択できます。

これらの制度は、法律で定められたものよりも手厚く設計されており、特に介護休職は要介護状態の家族に対し、通算365日まで取得が可能です。

取り組みについて

- 社内体制の強化: 会社のトップである社長がサポート体制を強化し、介護に関する相談窓口を設置しました。これにより、従業員は不安や疑問を気軽に相談できます。
- 制度利用の電子化: 介護休暇や休職の申請手続きは電子化されており、迅速な承認を可能にしています。
- 公的支援制度の活用: 介護休業給付や補助金制度など、公的な制度に関する情報提供や、実際の利用促進を行っています。社内イントラにて、介護ハンドブックや制度の紹介資料も掲載し、従業員への周知を徹底しています。

KDDIエンジニアリングの目指す未来

KDDIエンジニアリングは、通信インフラの構築から運営まで一貫して行う企業であり、様々な社会課題に取り組んでいます。企業理念として「つながる安心」を掲げており、技術力を活かして、安心で快適な未来を実現することを目指しています。介護と仕事の両立支援も、この理念の一環として位置づけられているのです。

詳細などは、KDDIエンジニアリングの公式サイトをご覧ください。彼らの取り組みが、介護を必要とする多くの方々にとって、安心して働くための一助となることを期待しています。