令和時代の若者に見る賃金事情
東京都内の社会で、若者の求職・転職活動は常に話題となっています。株式会社ツナグバの2026年調査によると、20代の男女311名を対象に行われた「物価高・賃上げ実感・給与不満の実態に関するアンケート」で、驚くべき結果が明らかになりました。約46.9%の若者が賃上げを実感できていないと答え、さらには年収500万円以上でさえ86.7%が給与に対して不満を抱えているという実態なっています。今回は、これらのデータをもとに20代の賃金にまつわる現状を詳しく見ていきます。
現在の年収は?
調査によれば、年収200万円未満の人は全体の35.4%を占めています。これは2024年の46.0%からの減少を示していますが、依然として高い数字です。年収が低いだけでなく、高年収層でも給与への不満が根強く残っていることから、若者にとっては収入の多寡が満足感に直結しているわけではないことが浮き彫りとなりました。物価上昇が続く中、賃上げの恩恵を感じにくい状況が、日々の生活に与える影響は計り知れません。
賃上げの実感が薄い理由
調査結果によると、賃上げを「実感していない」とする若者の割合は約46%に達します。現在の収入が相対的に低いことに加え、生活必需品の価格上昇が生活費を圧迫していることが、この実感の薄さにつながっている状況です。特に「食費」の増加が抜きん出ており、36.7%の回答者がこれを挙げています。「スーパーマーケットで買い物をしても会計が高くなっている」といった生活の実情からも、この問題が浮き彫りとなっています。
転職を意識する若者の増加
給与への不満が強い中で、転職を考える層も増えていることが分かります。調査によると、61%の若者が給与や収入への不満を背景に転職を意識している一方で、実際に活動しているのはわずか11.3%であることが明らかになりました。これは一見矛盾しているようにも見えますが、「現在の職場に不満を抱いているけれど、簡単には行動に移せない」といった心理的なハードルがあるのかもしれません。
また、賃上げを実感している層の中でも、32.5%が転職を検討または活動しているというデータからも、若者の仕事に対する意識の変化が伺えます。給与が上がったからといって、その職場で満足するわけではないのです。仕事の内容や環境、評価制度、さらに将来のキャリアも、彼らにとっては非常に重要な要素であることが分かります。
行動をためらわせる要因
給与に不満があっても、本当に転職に踏み切れるかは別の話です。過去の調査では、人間関係や職場環境、安心感といった理由から転職を避ける若者が多くいることが分かりました。今回の調査からも、20代の大多数は「転職エージェントへの不安」が障害になっていることが示されています。このような状況は、キャリア選択においてさらに複雑な要因を生む一因となっています。
まとめ
賃金や転職の動向を見つめ直すと、若者が直面している問題の根深さが伝わります。賃上げを実感できない状況、給与への不満、そして転職活動に対する恐れや不安は、すべてが絡み合い、若者の未来の選択肢を狭める要因となっています。株式会社ツナグバは、こうした若者の声に寄り添い、より良いキャリア選択ができるよう支援し続けることの重要性を訴えかけています。