ITエンジニア375名調査:福利厚生に求める魅力とは
近年、IT業界では求人数が高止まりしている中、優秀な人材を確保するための企業間競争が激化しています。特に20〜30代のITエンジニアにとって、働く環境を決める重要な要素として「福利厚生」が注目を集めています。株式会社キッカケクリエイションが実施した調査によれば、リモートワークは特に重要視されていることが明らかになりました。
調査概要
調査は2025年10月26日から31日まで行われ、現役のITエンジニア375名を対象に、彼らが求める福利厚生についての意見を収集しました。調査結果は以下の通りです。
あれば嬉しい福利厚生のトップはリモートワーク
調査の結果、かなりの割合で「リモートワーク・在宅勤務制度」が求められています。具体的には、51.5%のエンジニアが「リモートワークを希望している」と回答しました。この結果は、特にパンデミック以降にリモートワークの普及が進んだ背景があると言えるでしょう。
労働パフォーマンスの向上を実感
さらに、調査に参加したエンジニアの約7割が、「福利厚生が充実していることで、自身の仕事のモチベーションやパフォーマンスに良い影響を与えている」と感じていることが分かりました。具体的には、24.8%が「非常に影響がある」とし、46.6%が「やや影響がある」と答えています。これは福利厚生の質が職場環境に与えるポジティブな影響を示しています。
満足度とその理由
アナリシスに続いて、現在の福利厚生に「非常に満足している」と回答したのは16.8%、また「やや満足している」との声も43.0%報告されています。しかし一方で、61.7%が「制度が少ない」と感じていることも浮き彫りとなりました。特に不満を感じているエンジニアは、福利厚生が根本的に不足していることを訴えています。多様なニーズに対して、企業全体が柔軟に応えられる体制が急務であると考えられます。
なぜリモートワークが選ばれるのか
リモートワークは時間や場所に縛られず、自身のライフスタイルに合わせた働き方を可能にするとして大きく支持されています。特に子育てや介護といったライフイベントを抱えるエンジニアが多いため、フレキシブルな働き方は大きな魅力とされているのです。
抵抗感を持つ層も
しかし、全てのエンジニアがリモートワークを希望しているわけではありません。必ずしも全員が「働かないといけない」環境ではなく、対面でのコミュニケーションを重視する層も多いため、企業は多様な働き方を受け入れる姿勢が求められます。
企業が取り組むべき課題
調査結果を見てみると、企業が実際にどのような福利厚生を提供しているかが重要であることが明らかになっています。リモートワーク以外にも、「通勤手当」や「資格取得支援」などが高く求められていますが、企業はそれらを組み合わせて提供する新たな制度作りに挑戦する必要があります。
まとめ
最後に、IT人材獲得競争で成功するためには、柔軟で多様な福利厚生が欠かせません。人材が本当に必要とするものに耳を傾け、適切な制度改編を行うことで、企業は一人でも多くのエンジニアが長く働きたいと思える環境を提供することができるでしょう。リモートワークを中心とした新たな雇用形態をさらに広げることで、企業にとってもエンジニアにとってもWin-Winの関係を築くことが期待されます。