教育格差に立ち向かうSAPESI-Japanの移動図書館事業の新たな展開
特定非営利活動法人SAPESI-Japan(東京都港区、理事長:池澤憲一)は、南アフリカ共和国における教育格差解消のための移動図書館支援に新たなステップを踏み出しました。2026年度の計画を発表した「SAPESI Newsletter 2026」は、COVID-19による影響を乗り越え、移動図書館の重要性を再確認した内容をまとめています。特に、南アフリカの初等教育において、識字力向上を目指した取り組みが強調されています。
移動図書館の支援背景
南アフリカの教育格差は深刻であり、特に郊外地域ではリソースが不足しています。NPO法人SAPESIは、現地の州教育庁と連携し、移動図書館を通じて教育支援を展開しています。この活動は、パンデミック期間中も定期的に続けられ、図書館車両が教育支援の基盤であり続けることを再確認しました。
2026年度の主な取り組み
1. 教育庁との連携強化
ニュースレターには、各州教育庁との連携をさらに強化し、移動図書館の運用実態についての調査と改善を行う計画が記されています。この調査に基づき、修理や維持管理の体制を安定化させる取り組みも進行しています。
2. 新たな車両の配備
特に注目すべきは、2026年に人口増加が続くヨハネスブルグ南部郊外への新たに3台の移動図書館車の配備です。これは、地元のコミュニティに直接的な教育支援を提供するもので、アクセスの向上が期待されています。
3. 車両状況調査の実施
全国9州での車両状況調査も計画されており、四半期ごとの会議で提起された問題に対処することが求められています。これにより、修理や点検の状況を改善し、運営の透明性を高めることが期待されています。
4. 現地訪問と教育当局との協議
2026年3月には、SAPESI-Japanの代表メンバーが南アフリカを訪問し、基礎教育省や州教育庁との協議を行うこととなっています。この訪問は、現地のニーズを把握し、今後の支援活動を更に具体化するための重要なステップです。
5. 書籍寄贈と企業の支援
また、住友商事やプレトリア大学、日本の高校生との連携により、高品質な書籍の寄贈事例も紹介されています。これにより、教育の質が向上することが見込まれています。
未来に向けた視点
教育格差は根深い問題ですが、SAPESI-Japanの取り組みはその解消に向けて希望を持たせるものです。ニュースレターで示された具体的な計画を通じて、南アフリカの子どもたちにより良い教育環境が提供されることが期待されます。詳細な情報については、SAPESI-Japanの公式サイトをご覧ください。
特定非営利活動法人SAPESI-Japanとは
特定非営利活動法人SAPESI-Japanは、南アフリカの初等教育支援を目的として2008年に設立され、移動図書館車の送付事業を行っています。2006年に南アフリカで設立された姉妹団体の活動をサポートし、多くの子どもたちに教育の機会を提供しています。