地方大学生も対象!「Waffle College キックオフ」開催
特定非営利活動法人Waffleは、女子及びノンバイナリーの大学生を対象にした新たなプログラム「Waffle College キックオフ」を全国的に展開します。このプログラムの開始は2025年5月からで、テクノロジー分野でのキャリアを歩みたい若者を支援する取り組みです。特に、今年度はキンドリルジャパンとの協力により実施され、多くの学生にテクノロジーに関する貴重な体験を提供します。
プログラムの内容
「Waffle College キックオフ」は、1日完結の体験型講座で、主にITやプログラミングにおいて未経験の学生がキャリアに興味を持つきっかけを与えることを目指しています。このプログラムでは、Webサイト制作を通じてテクノロジーの職業を疑似体験し、参加者の自己効力感を高めます。
都市部に偏った学習機会を地方にも広げるため、各大学と連携し、現地・オンラインの両方で開催します。すでに、福井大学では5月にプログラムが実施され、今後も東北大学や清泉女子大学、津田塾大学などで続々と開催予定です。特にオンライン形式も導入し、どの地域からでも参加できるよう配慮されています。
テクキャリアコースへの道
キックオフプログラムで関心を持った学生は、さらに約半年間の実践型学習プログラムである「Waffle College テックキャリアコース」に進むことができます。このコースでは、PythonやAI、チームでのアプリ開発などを学びながら、実際のIT企業でのインターンシップも経験できるため、就職活動にも役立つスキルを身につけることができます。
女性とノンバイナリーへの支援の重要性
日本のテクノロジー業界で女性やジェンダーマイノリティの参加は依然として少なく、特に地方では学びの機会が限られています。全国の大学における情報系学部の女子学生の割合は低く、OECDの調査でも日本の女性のSTEM分野への進学率は最下位という惨状です。これは、ジェンダーによる進路選択の偏りとも大いに関係しています。
プログラムでは、キンドリルジャパンの社員もサポーターとして参加し、リアルなキャリアの話を直接聞ける機会も設けられています。こうしたコミュニケーションを通じて、学生がテクノロジー業界の現状を感じ、興味を深める場を提供するのです。
参加方法やスケジュール
プログラムへの参加は無料で、対象は性自認が女性およびノンバイナリーの大学生・大学院生です。参加校や自治体、教育機関からのお問い合わせも受け付けています。2025年の開催スケジュールは以下の通りです:
- - 5月9日(金)福井大学(現地)
- - 6月11日(水)東北大学(現地)
- - 6月12日(木)東北学院大学(現地)
- - 6月20日(金)清泉女子大学(現地)
- - 6月27日(金)オンライン
- - 6月30日(月)津田塾大学(現地)
- - 7月2日(水)オンライン
新たなテクキャリアの一歩を踏み出したい方は、「Waffle College キックオフ」にぜひご参加ください。地域の格差をなくし、すべての人が平等にテクノロジーに挑める未来を一緒に築きましょう。