介護家族の声
2025-08-19 11:41:03

高齢者に寄り添う新しい浴室提案、介護家族の声を元にした調査結果

高齢者に寄り添う新しい浴室提案、介護家族の声を元にした調査結果



エス・エム・エスが運営する介護家族向けコミュニティ「安心介護」が、株式会社LIXILとの連携により、本格的な調査サービスを開始しました。調査のテーマは「要介護者の入浴」であり、多くの介護家族が抱える課題やニーズを明らかにすることを目指しています。

高まる高齢者世帯数と介護のニーズ


日本は超高齢社会に突入し、高齢者世帯の数が急増しています。2000年に366万世帯だった高齢夫婦世帯は、2020年には653万世帯に増加し、単独世帯も671万世帯と、その数は増え続けています。介護に関する問題は多岐にわたり、高齢者特有のテーマは専門性を求められることも多く、特に「入浴」は重要な課題です。

介護家族の抱える悩み


介護家族が直面する悩みには、制度やサービス、介護方法に関する知識不足などが挙げられます。また、住まい、食事、お金、さらには葬儀に関する制度など、問題は広範囲に及びます。このような背景を受け、安心介護は2009年からコミュニティを展開し、介護に関するQ&Aや意見交換の場を提供しています。

LIXILとの連携


本調査の目的は、介護家族の入浴に関する負担感や製品の認知度を探ることです。LIXILが展開する「ボディハグシャワー」は、座ったままでの入浴を可能にし、高齢者の転倒や溺れるリスクを軽減することを目的としています。調査期間は2025年3月21日から4月30日まで、20~70代の男女314名に対してアンケートを実施しました。

調査から見えた課題


調査を通じて、入浴は単なる衛生面だけでなく、介護家族にとっての精神的な負担や尊厳という心の課題も含んでいることが明らかになりました。安心介護は、これらの声を受け止め、介護する側とされる側の両方のQOLを向上させる橋渡し役としての責任を感じています。

介護の質を向上させるために


「安心介護」に集められた意見や体験をもとに、今後も介護に役立つ情報や製品の提供を続けていく考えです。LIXILは「日本のバスライフを豊かなものにする」をビジョンに掲げ、介護が必要な方が安心して入浴できる環境を整えるための努力を惜しみません。

まとめ


介護家族が抱える課題を理解し、必要な情報を提供することで、少しでも安心した介護環境を整えることができればと考えています。調査結果は今後のサービス改善に活かされ、さらなる支援へとつながることでしょう。介護の現場での声が、より良い未来を築くための第一歩になることを期待します。


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