国産SAF供給開始
2025-07-08 14:46:53

東京国際空港で国産SAF供給開始を祝うイベント

東京国際空港での国産SAF供給開始記念イベント



2023年7月7日、東京国際空港(羽田空港)において、国産SAF(持続可能な航空燃料)の供給開始を祝う特別なイベントが開催されました。このイベントは、コスモエネルギーグループが手掛けたもので、廃食用油を原料とした国産SAFの供給を記念するものでした。

この新しいSAFは、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYによって製造されました。背景には、コスモエネルギーが進める「Fry to Fly Project」があります。このプロジェクトは、廃食用油を回収し、持続可能な航空燃料に変える取り組みを目指しています。東京都も連携しており、廃油のリサイクルプロセスが実現しました。

イベントには、コスモ石油マーケティング株式会社の社長、髙山直樹氏をはじめ、全日本空輸、日本航空、日揮ホールディングスの代表者など、多くの関係者が出席しました。また、東京都知事である小池百合子氏も参加し、イベントの意義について語りました。特に、環境への配慮とサステナビリティの観点から、SAFの導入が持つ重要性が強調されました。

コスモエネルギーグループは、「2050年カーボンネットゼロ」を目指しており、国産SAFの供給を通じて、航空業界の脱炭素化に貢献しています。廃食用油を原料とするSAFは、国際的にも認証を受けており、環境に優しい航空燃料としての信用を得ています。さらには、社内での再利用や市民からの廃油の回収を進め、地域社会への貢献も目指しています。

供給開始された国産SAFは、特に2021年にNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)から支援を受けたサプライチェーンモデルを基にしており、国内で大規模に生産される初のSAFとなります。

コスモエネルギーは、今後も安全かつ持続可能な航空輸送の実現に向けて、羽田空港を中心にSAFの供給を進めていく方針です。社内での持続可能な取り組みはもちろん、社会全体の理解を深めていくための活動も続けていくとのことです。これにより、航空業界の持続可能性が高まり、資源循環型社会の実現に寄与することが期待されています。

この国産SAF供給の開始は、東京国際空港における新たな時代の幕開けを意味します。今後、環境に配慮した航空業界の進展を見守ることができるでしょう。そして、私たちも持続可能な社会を実現するための一員として、行動を起こしていく必要があります。これからの時代、私たちの選択が未来を変える重要なカギとなります。


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