ニフコが受賞
2025-12-18 12:52:22

ニフコ、MCPC award 2025で熱中症対策システムが奨励賞を受賞

ニフコ、MCPC award 2025での受賞



株式会社ニフコが、2025年に開催されたモバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)主催の「MCPC award 2025」において、熱中症予防対策システムにより、サービス&ソリューション部門の奨励賞を受賞しました。この報道は、子どもたちの安全と健康を守るための技術革新が評価された証と言えるでしょう。

MCPC award とは?


「MCPC award」は、モバイルコンピューティングの普及とその活用事例を広めるため、2003年に創設された賞です。モバイル端末やIoT、AI、5G、ロボット、ドローン、クラウドなど、さまざまなテクノロジーを利用した新たなアイデアや事例を持つ企業や団体が評価されます。今回受賞したニフコのシステムは、特に教育現場での熱中症予防という重要なテーマで高く評価されました。

熱中症予防対策システムの概要


ニフコの「電池レスセンサーを活用した熱中症予防対策システム」は、学校での熱中症対策を目的に設計されたものです。具体的には、モバイルネットワークを利用して、特別に開発されたセンサーが学校のグラウンドや体育館に設置され、そこでWBGT(湿球黒球温度)値をリアルタイムで測定します。これにより、教職員がその場に赴くことなく、即座に現場の環境を確認することができます。加えて、このシステムは複数の学校を一括で管理することも可能です。

最大の特徴は、電池レスセンサーを用いているため、設置が非常に簡単であり、工事も必要ありません。これにより、省電力での運用が可能となり、屋内用のセンサーは無線によって、屋外のセンサーは電池の寿命を最大限に活用する設計になっています。

導入の現状と今後の展望


このシステムは、2025年6月から神奈川県横須賀市の23校の中学校及び市立横須賀総合高等学校に正式に導入されています。今後は、さらに横須賀市内の44の小学校と2つの特別支援学校にも拡大される計画があり、多くの自治体からの問い合わせも相次いでいるとされています。

また、この技術は学校だけにとどまらず、一般企業向けの熱中症予防対策システムとしても実証実験が行われており、すでに数社で正式な導入が決まっています。これにより、業務環境における安全管理も強化されていくことでしょう。

ニフコの社会貢献への取り組み


ニフコは、「小さな気づきと技術をつなぎ、心地よい生活と持続可能な社会を創造する」という目的を掲げており、社会的な課題に真摯に向き合いながら、持続可能な社会の実現に向けて日々努力を続けています。今回の受賞は、その活動が多くの人々から評価された結果でもあります。

このように、ニフコは教育の現場に革新をもたらし、生徒たちの健康を守るための技術を提供しています。今後も、その活動に注目し、応援していきたいものです。


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