激動の2024年、日経CNBCが選んだ人気動画ランキング
2023年も残りわずかとなる中、株式会社日経CNBCは2024年のマーケット状況を振り返り、その中で公開したオンデマンド動画のアクセスランキングを発表しました。今回は、そのランキングを元に、どのようなマーケット情報が視聴者に支持されたのかを見ていきたいと思います。
日経CNBCの役割
日経CNBCは、日本経済新聞社とアメリカのCNBCが共同で運営する、経済やマーケット情報に特化した専門チャンネルです。常に迅速かつ正確な情報を提供し、投資家や市場関係者にとって不可欠な情報源となっています。そのインターネット動画配信サービス「日経CNBC online」では、多岐にわたる金融市場の情報が24時間ノンストップで配信されており、注目の動画コンテンツが多数揃っています。
2024年の注目動画ランキング
2024年のアクセスランキングを見てみると、1位に輝いたのは7月25日に放送されたUBS証券の足立正道氏による「日銀政策見通し、7月はどう動く」というタイトルの動画です。この動画は、日銀の金融政策が焦点となる会合の直前に放送されており、多くの視聴者から注目を集めました。
続く2位には「さすらいのストラテジスト」として親しまれる宮島秀直氏が登場する動画がランクインしました。タイトルは「日本株市場の上昇がどこまで続くか?」で、視聴者の関心を引き寄せたことが伺えます。さらに3位には武者リサーチの武者陵司氏による「日経平均史上最高値予想」が輝いており、相場の動向に対する市場関係者の関心が如実に表れています。
ランキングの特徴
興味深いことに、これらの動画は相場が大きく動く直前や、重要な経済イベントの直前に公開されていることが共通点として挙げられます。これにより、個人投資家たちが「先回り姿勢」を強く持っていることがアクセス数に影響を与えていると言えるでしょう。
4位に位置するのは、88歳の現役トレーダー藤本茂氏に密着した特別番組で、視聴者にとって価値ある情報や実績に基づく体験が魅力的に映ったようです。また、ここで注目すべきは、視聴者からの質問に答える形で配信された大和証券・木野内栄治氏と日経QUICKニュース社の尾崎也弥氏による「日経CNBC ファンミーティング」が7位にランクインしています。
これらの人気動画は、個人投資家に向けた「直接アナリストに話を聞く」という形のコンテンツが評価されていることも伺えます。
今後の展望
2024年のマーケットは、日銀のマイナス金利政策解除や米大統領選など、数々の重要イベントが控えています。その中で日経CNBCは、引き続き投資家や視聴者にとって役立つ情報を提供していくことでしょう。特に、足立正道氏による最新解説が日経CNBC公式YouTubeチャンネルで無料公開されているため、今後のマーケットを見極めたい方にはぜひ視聴していただきたい内容となっています。
日経CNBCのAccess Rankingを降り返ることで、2024年のマーケットがどのように変化していくのか、投資家たちがどのように対応していくのかが見えてくるでしょう。今後も注目していきたいと思います。