アルフレッサグループ、2032年に向けた新経営計画を策定
アルフレッサグループの新たな経営計画
アルフレッサグループは、2025年4月1日から始まる3ヵ年の新中期経営計画『25-27中期経営計画Vision2032 Stage2』(通称:25-27中計)の策定を発表しました。この計画は、2032年度までの中長期事業戦略を背景に、持続可能な社会への貢献を目指しています。
目指すは健康寿命の延伸
2023年に策定された『中長期ビジョン』では、健康寿命の延伸や地域医療への貢献が主要なテーマに掲げられています。これを実現するため、アルフレッサグループは
total supply chain service(TSCS)を通じて、医薬品のトータルな供給網を強化し、社会価値の創造を目指します。
25-27中計の概要
25-27中計では、主に次の5つの仁経方針が定められています。
1. グループ総合力の発揮: TSCSモデルを磨き、製造から流通までシームレスなサプライチェーンを確立し、安定的な事業運営を目指します。
2. 成長事業への投資: 成長事業や新規事業に加えて、再生医療や医療周辺事業へ戦略的投資を行います。
3. 基盤事業の競争力強化: 収益性向上を図りつつ、確実な基盤を築きます。
4. コストコントロールの徹底: 物流費や人件費の削減を通じて、コスト効率の最適化を進めます。
5. サステナビリティ経営の推進: 持続可能な経営に向け、社会的・環境的な課題の解決に取り組みます。
経営指標と目標
25-27中計は、2030年度には売上高3兆3,300億円を目指し、営業利益は435億円としています。さらに、ROEは7%水準を目指し、累計の投資計画は1,200億円規模とし、株主還元にも力を入れる方針です。
医療用医薬品卸売事業の発展
アルフレッサグループは、医療用医薬品の卸売事業でもその強化を図っており、全国ネットワークの構築や、ステークホルダーによるロジスティクス体制の強化などに取り組んでいく予定です。
ESG戦略の強化
加えて、アルフレッサグループはESG(環境・社会・ガバナンス)の観点からも企業活動を見直し、地球環境の保護や人財活用推進、リスクマネジメントの強化を進めていきます。
まとめ
アルフレッサグループの新しい経営計画は、単なる利益の追求にとどまらず、社会全体の健康や持続可能な発展を実現するための道筋を示しています。今後の施策に期待が高まります。