錦織圭選手が語る2025年シーズンの振り返りと未来への挑戦
男子テニス界の名選手、錦織圭選手がWOWOWのインタビューに応じ、2025年シーズンの思い出や、2026年の全豪オープンに向けた意気込みを語りました。このインタビューでは、体調や試合のパフォーマンスに対する率直な思いも垣間見ることができます。
錦織選手は、11月に行われた「横浜慶應チャレンジャー」で、約3か月ぶりとなる実戦復帰を果たしました。トーナメントでは3試合を戦い抜き、ベスト8で2025年のシーズンを締めくくりました。そして、来年1月18日(日)には、注目のグランドスラム「全豪オープンテニス」が始まります。WOWOWは連日生中継を行い、WOWOWオンデマンドでは全コートをライブで配信します。
錦織選手の体調と試合の振り返り
インタビューでは、錦織選手が現在の体操についても触れ、「体の状態は悪くないけれども、痛みとの戦い」と語りました。全豪オープンまでにしっかり調整をしていく意向を示しています。2025年シーズンの振り返りとして、特に印象深い試合があったことを明かします。1月の香港オープンでは良いスタートを切り決勝進出しましたが、その後は身体のコンディションが整わず苦しい時期が続いていました。特に、5月のATP250ジュネーブでのハチャノフ戦が記憶に残っており、「楽しい感覚が戻ってきた瞬間だった」と回顧しますが、その後腰を痛めてしまったことが転機となってしまったようです。
調子の波と試合への挑戦
適切なトレーニングと自己管理が必要だと感じている錦織選手は、「調子が良い時はオーバーワークになりがち」とも語り、怪我を防ぐための工夫が必要だと痛感しています。次に、全豪オープンでのモンテーロ戦を振り返り、「五セットマッチでは相手のプレーに押されたが、逆転できたのは自分の持ち味」と述べます。
錦織選手自身が気を付けているのは、気持ちを切り替え、集中力を保つこと。試合が長引くことで体に不安を感じることもあると語り、精神的な強さの大切さを強調します。また、対戦相手についても印象に残る選手、特に若手選手フォンセカの力強さやサーブに感銘を受けたことを明かしました。
未来への意気込み
今後のシーズンに向けて、「怪我を治しできるだけ多くの試合をこなすことが一番大事」と語る錦織選手は、体調を見ながら出場できる大会に挑戦していきたいと考えています。2026年の全豪オープンには予選からの出場が濃厚であり、その中でも一試合でも多く勝ち、自信をつけることが重要だと語ります。
自分と同世代や先輩選手たちの活躍に刺激を受けており、特にワウリンカ選手への敬意を表しました。さらに、最近注目しているシナー選手やアルカラス選手の試合は、自身のプレースタイルにも影響を与えているとのことで、彼らの洗練されたプレーに興奮しています。
錦織選手は現在354位からの復活を目指し、40歳までテニスを続けたいという希望もあると語り、ファンとの約束を胸に、更なる成長と結果を目指します。
「全豪オープン」は特に好きな大会であり、試合に向けた高揚感を感じながら挑む意気込みを見せました。彼のこれからの挑戦に、ぜひご注目ください。
放送・配信情報
次回の「全豪オープンテニス」は、1月18日(日)から2月1日(日)まで、WOWOWで連日生中継されます。また、WOWOWオンデマンドでも全コートをライブ配信します。詳細は公式サイトをご覧ください。