65歳以上の男女が終活を始める意識調査、70歳代が最も多い結果に

終活を始める時期に関する意識調査

株式会社終活のまどぐちが実施した調査によると、65歳以上の男女の多くが「終活」と呼ばれる人生の整理を意識しています。この調査では、特に70歳から74歳の間に終活を始めたいと考える方が多いことがわかりました。また、終活のきっかけや不安についても明らかになりました。

背景

2025年には団塊世代が75歳以上に達することが見込まれており、人生100年時代と言われる現在、平均寿命や健康寿命が伸びています。しかし、多くの人にとって「自分の最期の時期」を決めることはできず、その準備についてどう考えるべきかは悩ましい問題です。この調査は、65歳以上のシニア層がどのように終活を捉えているのかを探る目的で行われました。

調査結果の概要

- 終活の開始状況：調査対象者の43.5%がすでに終活に取り組んでいると回答。
- 終活開始の希望年齢：31.7%が「70歳〜74歳」に終活を始めたいと考えていると回答。
- きっかけ：多くの人が「子供の将来を考えた」「健康への不安」を理由に終活を志向。
- 不安：多くが「何から始めればよいかわからない」と感じている。
- 情報源：終活に関する情報は主に「テレビ」や「書籍・雑誌」から収集。
- 専門家への相談意向：約30%が専門家に相談したいと考えている。

調査結果詳細

調査において、終活をすでに始めていると答えた参加者は43.5%と、約半数に迫る状況です。とくに「70歳〜74歳」が終活を始めたい年齢としてトップに立っています。これは、「健康面への不安や家族への配慮」がそのきっかけとなっていることが背景にあるとも考えられます。

また、終活を始めることに不安を感じている人も多く、「何から手を付ければ良いかわからない」という声が36%を超えました。他にも、「手続きが煩雑であること」も心配の種とされています。

さらに、情報収集の手段として「テレビ」や「書籍・雑誌」が挙げられており、メディアを通じた学びが多いこともうかがえます。また、終活相談に対する受け入れ態勢もあり、約30%の人々が専門家のアドバイスを受ける機会を求めているということです。