モザンビークでの挑戦
株式会社アセンティア・ホールディングスの子会社、株式会社Life Breezeが支援するコインランドリー「SELFIE」が、モザンビークに2号店をオープンしました。1号店から1年を経て、2026年4月にマプト市内の商業エリアに新たな拠点を獲得。この新しいランドリーは、既存の建物を活用した形での出店です。
ランドリー事業の立ち上げのきっかけは、Sergio Morais氏が2022年にアセンティア・ホールディングスにインターンシップを依頼した際に遡ります。「母国のほとんどの家庭では手洗いが一般的で、女性たちが家族の洗濯を担っている」との彼の話に、企業側はインスパイアされました。視察を通じて、アフリカでの洗濯機の必要性と市場の可能性を認識した立石社長は、Sergio氏の構想に心を寄せるようになります。
コンテナから生まれたランドリー
前回の1号店はコンテナ改造型のランドリーでしたが、この2号店は既設の店舗を利用しています。これにより、現地の状況に応じた効率的な運営が可能に。また、洗濯機の普及が進んでいないモザンビークの地で「SELFIE」というブランド名に込められた思いは、自力での行動を促すだけでなく、地域経済の活性化にも寄与するものとなっています。自撮りが示すように、自身で洗濯を行うことが新しい文化として受け入れられることを期待しています。
具体的なサービス内容
SELFIEランドリーは、日本のコインランドリーとは異なり営業時間が限定されており、スタッフが常駐しています。このサポートにより、洗濯機の使い方や料金の支払いなど、初めて利用する顧客の不安を解消する設計がされているのです。運営方法も工夫されており、モザンビーク特有の文化に適合した形でのサービスを展開。
2024年10月には、システム化された新しい試みが実現し、「SELFIE」ブランドの成功を後押ししました。
直面した困難と成長
モザンビークでの開業進行中には、経済的・政治的な不安要素が多発しました。2024年11月には大統領選挙に対する抗議デモが激化し、事業の進行が妨げられることとなりました。しかし、その逆境を乗り越え、2025年2月にようやく開業に至りました。この経験は、顧客に対して信頼を築く難しさとともに、文化に根ざした付加価値サービスの重要性を再認識する機会でもありました。
エンパワーメントを促進する
SELFIEランドリーの利点は、単なる洗濯サービスの提供に止まらず、利用者に自立した生活スタイルを提供する点にあります。衣類の手洗いからの解放は、多くの女性にとって教育や仕事の機会を拡大できる可能性を秘めています。洗濯にかかる時間を削減することで、他の有意義な活動に向けた余裕が生まれるからです。
未来への展望
アフリカ全土への展開を視野に入れるSELFIEランドリーのモデルは、他国へのフランチャイズ展開を計画しています。日本の技術とモザンビークのニーズが組み合わさることで、地域社会にポジティブな影響を与えられる期待が高まっています。この取り組みが、他国にも普及し、新しいビジネスモデルを形成する可能性を秘めているのです。
今、アフリカ市場は多様な挑戦と可能性に満ち溢れています。アセンティア・ホールディングスとともに、さらに多くの地域で「SELFIE」の侵攻が始まることを楽しみにしています。洗濯という日常の必要を、経済的なエンパワーメントの手段へと変革する力がここにあります。
アフリカ市場への関心が高まる中、私たちはこの新たな洗濯文化がもたらす影響を期待し、応援していきます。