路上駐車防止の啓発活動と意識調査の結果
パーク24株式会社は、8月9日の「パークの日」を前に、路上駐車に関する意識調査を実施しました。この調査は、ドライバー向け会員制サービスである「タイムズクラブ」の会員を対象としており、路上駐車が引き起こす問題についての意識を探るものです。彼らは、1998年にこの日を「パークの日」として記念日登録し、以来継続的に啓発活動を行ってきました。
路上駐車による社会問題
駐車違反の取締り件数は減少傾向にありますが、2023年には路上駐車が原因の交通事故が1,505件発生し、39名の命が奪われました。これらの数字が示す通り、路上駐車は交通事故だけでなく、交通渋滞や緊急車両の通行妨害など、多くの問題を引き起こしています。そこで実施したアンケート調査の結果を見てみましょう。
調査結果の概要
1.
危険を感じた経験
86%の人が「路上駐車が原因で危険を感じたことがある」と回答しました。これは非常に高い数字で、実際の運転現場での危険性を実感していることが伺えます。
2.
路上駐車の経験
56%の人が過去に路上駐車をした経験があると答えています。しかし、過去2年以内では22%の人が路上駐車をしていることがわかりました。これは10年前と比較して、約半分に減少した結果です。
3.
駐車した理由
路上駐車経験者の56%が「駐車場に止めるほどの時間ではなかった」と回答。また、24%は「近くに駐車場がなかった」、9%は「交通量が少なかった」と答えました。
4.
路上駐車をしなくなった理由
過去に路上駐車をしていたが、2年以内にはしていない人に「路上駐車をしなくなった理由」を尋ねたところ、52%が「取締まりが厳しくなったから」と回答。続いて35%が「危険だと知ったから」、31%が「駐車場が増えたから」としました。これにより、路上駐車が減少する傾向が見て取れます。
啓発活動の重要性
今回の調査から分かるように、路上駐車経験がない人が昨年も約8割を占め、取締まりの厳しさや危険性への認識が高まっていることが示されています。しかし、残念ながら約3割の人が「近くに駐車場がなかった」または「満車だった」を理由に路上駐車をしているのも事実です。これらの結果から、駐車場環境の整備が急務であることが明らかです。
パーク24グループは、今後も時間貸駐車場「タイムズパーキング」や予約制駐車場「タイムズのB」を拡大していくことで、ドライバーが「いつでも、止めたいときに止められる」環境を提供し、路上駐車のない安全な社会を目指していくとしています。
調査の詳細
この調査は、非公開型のインターネットアンケートを用いて、2025年に4,811名からの有効回答を得ています。対象者は全てタイムズクラブ会員であり、パーク24グループのサービスを利用した方々です。
パーク24の取り組みが、今後の安全で快適なドライブ環境の実現に繋がることを期待します。