ユーフォリアのONE TAP SPORTSが石川県に登場
スポーツテクノロジー企業のユーフォリアが、アスリートのコンディショニングを支える画期的なツール「ONE TAP SPORTS」を、石川県の医・科学情報サポート事業に導入したことを発表しました。これは、国民スポーツ大会や全国大会での成績向上を目指すアスリートたちへの新たな支援プログラムとして位置づけられており、期待が高まっています。
医・科学情報サポート事業とONE TAP SPORTSの連携
石川県では、いしかわスポーツ医・科学情報センター(ISSC)がアスリートとその指導者に向けた多様な支援事業を行っています。この事業は、専門的な体力測定や動作チェック、メンタル・栄養の指導など、多面的なアプローチを通じてアスリートの競技力を引き上げることを目的としています。2024年度には13競技団体、2025年度には16競技団体がこの支援を受け、特に国民スポーツ大会を含む様々な競争の舞台で活躍が期待されています。
この度、ONE TAP SPORTSがこの医・科学情報サポート事業に組み込まれることにより、アスリートは日々の睡眠時間や運動時間、自覚的運動強度(RPE)などのデータを簡単に記録・管理できるようになります。選手のコンディションをリアルタイムで把握できることは、指導者による練習プランの的確な調整や、ケガの予防、試合に向けたコンディションづくりの大きな助けとなるのです。
特に若い世代のアスリートに対して、ONE TAP SPORTSは、身体との向き合い方を学ぶための重要な教育ツールとなります。アスリートとしてのリテラシーを向上させ、科学に基づいた自己管理能力を育成することは、長期的な成長を促進する鍵となるでしょう。
いしかわスポーツ医・科学情報センターの役割
いしかわスポーツ医・科学情報センターは、金沢市のいしかわ総合スポーツセンター内に設立され、2023年7月から活動を開始しました。県内アスリートや指導者に対して、体力やメンタル、栄養面での専門的なサポートを提供し、競技力を向上させることに尽力しています。ISSCの支援により、アスリートたちは競技の成績向上を目指しやすくなります。
ONE TAP SPORTSについて
「ONE TAP SPORTS」は、コンディション機能、トレーニング機能、インジュリー機能から成り立つデータマネジメントシステムです。このシステムは、選手が試合や練習で得た行動データに加え、食事内容や怪我の状態も組み合わせて分析できるため、選手への適切なアドバイスや指導が可能です。
特にこれまでアナログな方法での情報収集が主流だったスポーツ現場において、ONE TAP SPORTSの導入は大きな変化をもたらします。選手のコンディションや動作、栄養状態など様々な情報を「見える化」することで、ピッキングやケガ予防がしやすくなるのです。また、最新情報によると、日本代表のラグビーチームを含む26競技、そしてプロチームを中心に71競技で導入が進み、1,700以上のチームが活用しています。
ユーフォリアのミッション
ユーフォリアは、「人とスポーツの出会いを幸福にする」を企業のミッションに掲げ、スポーツのさまざまな課題をテクノロジーで解決するスポーツテック企業です。自身の提供するさまざまなシステムの中で、特にONE TAP SPORTSはアスリートにとって重要な道具となることが期待されています。今後、石川県のアスリートたちがこの新しい支援を受け、さらなる飛躍を遂げることを楽しみにしたいと思います。