新業務提携の展開
2025-06-25 12:03:33

LiberawareとAerodyne Groupが進めるドローン活用でマレーシア市場を狙う新たな業務提携

業務提携の新たなステージへ



株式会社LiberawareとマレーシアのAerodyne Groupが、業務提携の覚書を締結しました。両社の連携は、マレーシアを中心としたアジア地域におけるドローン技術の展開と、人材育成を目的としています。

提携の背景


Liberawareは、2016年に創業以来、「狭くて、暗くて、危険な」環境におけるインフラ点検に特化したドローンを開発してきました。特に、東京電力福島第一原発などの危険な施設での点検実績があり、その技術は評価されています。一方のAerodyne Groupは、Drone TechやData Tech、Digital Transformationを融合したサービスを提供し、世界中で顧客基盤を持つ企業です。この両者が手を組むことで、それぞれの得意分野の技術やノウハウを活用し、マレーシアの人材を育て、現地でのビジネス展開を加速させる意図があります。

提携の目的


今回の提携は、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」の支援を受けて実施されます。目標は、マレーシアにおいてLiberawareのIBISシリーズや関連デジタルソリューションを運用可能な高スキル人材を育成することです。また、Aerodyne Groupが運営する「Aerodyne Flight Institute」において、「IBIS」を使用した教育プログラムが設けられ、現地の人材がOJTを通じて実践的な技術を磨くことが期待されています。これにより、現地で完結するエコシステムの形成が目指されています。

主な取り組み内容


業務提携に伴う具体的な取り組み内容には、以下のようなものが含まれます:
  • - AFI(Aerodyne Flight Institute)での「IBIS」カリキュラム設置:日本のトレーニングセンターをモデルに、マレーシア国内への同機能を導入。
  • - 実環境でのOJT:現地の人材を対象に、技術者が日本の操縦者の監修のもとで実地訓練を実施。
  • - 高度な人材の海外展開支援:両社のネットワークを活用し、育成された人材が他国で活躍する機会を生むことを狙いとしています。

今後の展望


この提携を通じて、両社はそれぞれの政府の方針を実現しながら、持続可能な人材育成のモデルを確立し、新たな市場機会を創出します。また、育成された高度人材は、アジアの他の国々でも需要が見込まれるため、国際的な展開にも大きな期待が寄せられています。両社は短期的にはマレーシア市場での成功事例を創出し、中長期的にはそのノウハウを45か国に広がるAerodyne Groupの市場へ拡大させる計画です。

両社の提携により、ドローン技術を駆使した新たなビジネスモデルが形作られていく様子が楽しみです。今後もこの分野における進展に注目していきましょう。


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