Exotecの倉庫自動化ロボット、驚異の成果を達成!
フランスを本拠地とするExotecがその100%子会社、Exotec Nihonを通じて、倉庫自動化ロボットSkypodによる1日あたりのケース搬送回数が、ついに100万回を突破したと発表しました。このニュースは、物流業界におけるイノベーションがいかに迅速に進んでいるかを物語っており、同社の提供する自動化ソリューションが世界中のサプライチェーンの効率化に寄与していることを示しています。
ケース搬送の仕組みとは?
Exotecが開発したSkypodシステムは、従来の手動によるピッキング作業に代わる「Goods-to-person」方式を採用しています。具体的には、ロボットが保管棚から商材が入ったケースを取り出し、指定された作業ステーションへ搬送します。このオペレーションの特徴は、1回の搬送で最大4件の注文処理が可能であること。これにより、作業効率は飛躍的に向上し、顧客のニーズに素早く応えることが可能になります。
従来の倉庫では、作業員が1日あたり150~300点の商材をピッキングしていました。しかし、Skypodシステムの導入により、作業員は倉庫内を移動する必要がなくなり、長距離の歩行や荷物の持ち運びの負担が軽減されます。その結果、ピッキング作業の効率は最大5倍に向上し、倉庫業全体の生産性も大きく改善されるのです。
急成長するExotecの現在地
Exotecは設立からこれまでの5年間で累計1億回のケース搬送を達成しましたが、最近の成長スピードは驚異的です。現在、同社はわずか3か月で同じ成果を上げる規模に達しました。これは全世界での事業拡大、チームの強化、新たな導入拠点の増加、そして顧客からの信頼の証です。
Exotecの急成長の要因としては、アトランタやミュンヘンにおけるオフィスの拡張や新市場への進出が挙げられます。2025年までに従業員数を25%増員する計画も発表されており、多様なバックグラウンドのチームによる革新が、競争力を高めています。
さらに、現在135を超える顧客拠点でExotecのシステムが導入されており、アジア太平洋地域やヨーロッパ、北米などで急速にその顧客基盤を拡大しています。
CEOのコメント
ExotecのCEOであり共同創業者のロマン・ムーランは、「1日あたり100万回のケース搬送という大きな節目を迎えたことは、我々のシステムが日々の倉庫オペレーションを支え、お客様からの信頼を獲得していることを示します。今後も導入拠点を広げ、この成果を信頼性の証としていきたい」とコメントしています。
未来に向けて
Exotecは今後も倉庫自動化ソリューションの革新を追求し、世界中のサプライチェーンの効率化を実現していく計画です。特に、作業者の労働環境を改善することで、持続可能な物流を実現することに注力しているのです。このような取り組みは、従来の物流業界に新しい風を吹き込むものとなるでしょう。
詳しい情報は、Exotecの公式ウェブサイトで確認できます。これからの展望が楽しみです!