2025パラアート TOKYO 第12回国際交流展での「アデランス賞」
2025年10月1日から5日まで、東京芸術劇場ギャラリーで開催された「2025パラアート TOKYO 第12回国際交流展」。このイベントでは、障がい者の美術作品を広く全国・国際的に紹介し、その芸術性を称賛する重要な機会となっています。今年、アデランスが授与した「アデランス賞」は、特に優れた作品に贈られるもので、今年の受賞作品はJunaさんの『フクロウの万華鏡 –Owl's Kaleidoscope-』です。
アデランスは、毛髪・美容・健康に関するグローバル事業を展開している企業であり、CSR(企業の社会的責任)やSDGs(持続可能な開発目標)への貢献にも積極的です。特に、障がい者のアート活動に賛同し、2021年から日本チャリティ協会のオフィシャルサポーターとして活動を行ってきました。この国際交流展は、より多くの人に障がい者アートの魅力を伝える場として機能しています。
作品の評価と選考理由
アデランス社の代表取締役社長、鈴木洋昌氏は、選考にあたって応募作品すべてを確認し、特に「笑顔」「希望」「優しさ」を感じたと語っています。『フクロウの万華鏡』に描かれた中央のフクロウは、知恵と静けさを象徴し、周囲の万華鏡の色彩が多様性と調和の美しさを表現しています。”Everything for a smile -すべては笑顔のために-”という同社のコーポレートスローガンとも共鳴し、観る人にポジティブな影響を与える力を持っています。
評価された作品は、アデランス本社に展示され、CSRコミュニケーションレポートの表紙にも使用される予定です。
多国籍の作品とオンライン展示
今年のパラアート TOKYOには、約20カ国から950点以上の作品が応募され、選ばれた約230点が展示されました。これにより、障がい者アートが持つ多様な表現を多くの人々に知ってもらうことができました。また、バーチャルギャラリーでも作品が公開されており、訪問しなくても楽しむことができます。
アデランスのCSR活動とSDGsへの取り組み
アデランスはCSRの一環として、障がい者の社会参加を促す取り組みを進めています。今後も企業活動を通じて、持続可能な社会を形成するための支援を行い、さまざまな社会課題の解決に貢献していくことを目指しています。特に、障がい者アートの協力を通じて、個々の才能やユニークさを引き出し、社会全体でインクルーシブな環境づくりに寄与していく姿勢を示しています。
結論
「2025パラアート TOKYO 第12回国際交流展」でアデランスが授与した「アデランス賞」は、障がい者アートの価値を広げ、異なる背景を持つ人々が共に楽しめる社会の実現を目指しています。アデランスの取り組みを通じて、アートがもたらす可能性の大きさを再認識し、社会全体で支え合うことの重要性を感じとることができるでしょう。