2024年小学生「将来なりたい職業」ランキング
日本FP協会は毎年、全国の小学生を対象に「夢をかなえる」作文コンクールを開催しています。この取り組みは、子どもたちが将来への夢を自由に表現する機会を提供するとともに、その夢を実現するための考えやライフプランの重要性を伝えることを目指しています。2024年のコンクールには1,472点の応募作品が寄せられ、子どもたちの職業に対する想いが見えてきました。
2024年5月5日の「こどもの日」を前に、発表されたランキングでは、男子の夢見る職業の1位は「サッカー選手・監督」となりました。この結果は、過去6年間同じ上位を維持しており、サッカーの人気の高さを物語っています。サッカー選手を目指す子どもたちの姿は、自分の夢を追いかける情熱を感じさせます。さらに、男子の3位には「教師」がランクインしており、4年ぶりのトップ10入りを果たしています。このことから、教育に携わりたいと考える子どもが増えているのかもしれません。
一方で、女子のランキングでは「イラストレーター」と「保育士」が同率での1位に輝いています。今の時代、アートを通じて自己表現をしたいという願望が強いことが窺えます。さらに、トップ10には「ダンサー・コーチ」、「作家・小説家」、「歌手」といった多彩な夢を持つ女子も登場し、文芸やエンターテインメントの分野への関心が高まっている様子が見受けられます。
数字として具体的に見ると、男子の職業ランキングは以下のようになっています。
1. サッカー選手・監督
2. 野球選手・監督
3. 教師
4. 医者
5. 自衛隊員
6. プロゲーマー
7. 選手
8. プログラマー
9. 弁護士
10. 宇宙飛行士
この中で注目すべきは、長年2位の野球選手が、サッカーの人気には及ばない位置にあることです。それでも、男子はサッカーと野球のスケットに恵まれ、これらのスポーツ活動が教育を通じて人気を保っていることが示されています。
女子のランキングは次のとおりです。
1. イラストレーター
1. 保育士
3. 看護師
4. ダンサー・コーチ
5. 作家・小説家
6. 歌手
7. 予備校講師
8. モデル
9. 音楽家
10. 料理研究家
このように、女子は多種多様な職業に関心を抱いており、特に創造的な表現を重視する傾向が強いようです。それに加えて、保育士や看護師という職業に対する関心も高いことがわかり、未来の志向を感じる結果となっています。
今回の結果は、小学生が抱く夢の象徴とも言えるものであり、子どもたちが将来の職業を選ぶ際にどのような価値観や希望を持っているのかを示しています。「夢を追うことの大切さ」を実感し、ロールモデルとなる大人たちの存在が、次世代育成において不可欠であることを改めて考えさせられました。
詳しいランキングや過去の集計結果については、日本FP協会の公式ウェブサイトやプレスリリースをご覧ください。あなたの身近な子どもたちにとっての夢がどこに向かうのか、見守りながらサポートしていきたいものです。