小樽市で始まる新たな挑戦
再生可能エネルギーの利用が求められる現代において、小樽市と株式会社エナーバンクがタッグを組み、「おたる再エネ共同購入プロジェクト」をスタートさせました。このプロジェクトは、北海道小樽市の市長、迫俊哉氏の掲げる「ゼロカーボンシティ」を実現するための重要なステップです。今回はこのプロジェクトの詳細を紹介します。
プロジェクトの目的と概要
本プロジェクトは、市内の事業者が再生可能エネルギー(再エネ)を効率的に調達できるよう支援することを目的としています。具体的には、エナーバンクが運営する電力リバースオークション「エネオク」を利用し、最適な電力契約を選ぶことで、価格の抑制と環境への配慮を両立させる仕組みです。
1. 再生可能エネルギーの普及
市内の事業者は、リバースオークションの仕組みにより、複数の電力事業者から入札を受け、最もコストパフォーマンスの高い電力契約を選ぶことができます。これにより、再生可能エネルギーの普及を促進し、電気料金を抑えることが可能となります。
2. FIT非化石証書の活用
非化石証書とは、再生可能エネルギーの調達を促進するための証明書であり、この証書の利用を推奨することで、実質的な再エネ比率の向上を目指します。共同購入によって得られるスケールメリットを活かして、より安価に再エネを導入できるようになります。
小樽市の環境への取り組み
このプロジェクトの背後には、小樽市としての強い意志があります。市では「再生可能エネルギー電力の利用促進に関する協定」を結び、再エネを導入した事業者の広報支援を行う予定です。これにより、地域の環境保護活動を積極的にPRすることができます。
経済的なメリット
再エネ電力の導入は、コストが高くなることが一般的ですが、エナーバンクのリバースオークションを活用することで、事業者は他社の入札価格をもとに再入札ができ、適正な価格で電力を調達することが可能です。また、最近の電力市場の変動に対しても、柔軟な対応が可能なデジタルソリューションを提供し、円滑な調達をサポートします。
プロジェクト参加による具体的な効果
この共同購入プロジェクトに参加することで、事業者には多くのメリットがあります。
1.
コスト削減: 共同購入により、個別調達とは比較にならない価格の抑制が期待できます。
2.
環境貢献: 再エネを利用することで、企業価値が向上します。
3.
リスク軽減: 市場変動に左右されない安定した電力調達が可能です。
4.
多様な料金メニューの対応: 多様化する電気料金メニューにも適切に対応できます。
5.
業務のDX化: 煩雑な電力調達業務がスムーズに行えるようになります。
プロジェクトに参加するには
プロジェクトに興味のある事業者は、実施予定のWEB説明会や個別相談を通じて詳しい情報を得ることができます。これにより、具体的な疑問や不安に対して専門スタッフが対応します。
説明会の日程は2025年2月13日14:00から。また、個別相談は常時受け付けています。興味のある方は、下記のリンクからお申し込みください。
お申し込みはこちら
お問い合わせ
本プロジェクトに関するお問い合わせは、各窓口から行えます。また、地域の脱炭素化に向けて、参加を検討する事業者は、ぜひともこの機会を活用してください。未来の持続可能なエネルギー社会を皆で築いていきましょう。
会社情報
株式会社エナーバンクの設立は2018年7月で、東京都中央区に本社を構えています。彼らは電力オークション「エネオク」や環境価値プラットフォーム「グリーンチケット」を通じ、持続可能なエネルギーの利用促進に取り組んでいます。
詳しくは
エナーバンク公式サイトをご覧ください。