ElecONEが新たな電力取引代行サービスを発表
ElecONE株式会社(東京都中央区、代表:盛永明)は、2026年の初めに新たに電力卸市場システムに対応した電力取引代行サービスをリリースすることを公表しました。業界初となるこのサービスは、大規模な電力市場の新システムに対応し、電力事業者が求める多様なニーズに応えます。
ElecONEの革新的な取引代行サービス
ElecONEは、2018年からAI技術や自動化機能を取り入れた需給管理システムを展開しており、すでに60社以上の電力事業者にソリューションを提供しています。このたびリリースされる取引代行サービスは、これまでの運用を維持しつつ、新たな電力卸市場の取引へ切り替えることで、利用者にとっての利便性を大幅に向上させます。
コストの大幅削減を実現
この新サービスでは、電力卸市場の参加コストを大幅に引き下げることが可能です。月額基本料金と取引量に応じた従量料金という二部制の料金体系を採用し、安価で手軽に利用できるように設定されています。これにより、電力事業者は経済的な負担を軽減しながら、利益の最大化を図ることができます。
未来を見据えたデジタル通貨決済
取引に係る費用の精算には最新のデジタル通貨を使用する予定です。これは、現行の市場における精算方式と同様であり、金融機関に口座を開設し預託金を預ける手続きが必要ですが、精算のスムーズさを大きく向上させる仕組みです。
バックアップ入札サービスの提供
さらに、ElecONEはバックアップ入札サービスも提供予定です。このサービスは、ElecONEの需給管理システムを利用していない事業者や既存ユーザー向けに、別契約でJEPX入札を行える体制を整えています。専用線と冗長通信経路を確保し、万が一の障害時でも入札が継続できる安心感を提供します。
高度な需給管理機能
ElecONEの需給管理システムは、クラウドサービスとして多くの支持を受け、多くの機能を提供しています。AIによる需要予測、需給監視機能、自動計画提出機能など、これまでに数々の革新を実現し、低価格で高度な管理機能を提供しています。
さらなる成長戦略
今後、ElecONEはこの電力取引代行サービスを足掛かりに、バランシンググループサービスや電力小売業務の「Business Process as a Service」(BPaaS)を展開し、サービスの幅を広げていく方針です。加えて、さらなるシステム機能の拡張を通じて、電力サービスを裏方で支える存在として進化を続けます。
ElecONE株式会社について
1998年設立のElecONEは、新電力事業者向けのデジタル変革(DX)を促進することを使命に、ユニークなソリューションを提供してきました。需要管理から自己託送システムまで、多岐にわたるサービスを展開し、業界のパイオニアとしての地位を確立しています。なお、詳しい情報は公式ウェブサイトで確認できます。
代表取締役社長の盛永は「私たちは新たな電力システムの革新を追求し続けます。ElecONEのサービスを通して、全ての電力事業者に満足いただけるよう、努力してまいります。」と語っています。今後のElecONEの展開にぜひご期待ください。