新日本法規出版とDATAFLUCTが共創する「Select News HR」
株式会社DATAFLUCT(東京都渋谷区、代表取締役社長:久米村 隼人)は、法規関係書籍を手掛ける新日本法規出版(愛知県名古屋市、代表取締役社長:河合誠一郎)との業務提携により、新たな情報配信サービス「Select News HR」を発表しました。このサービスは、2025年7月30日から提供される予定で、総務や人事労務に従事する方々に向けたものです。データ活用基盤「Airlake」のAI技術を駆使し、企業の人的資本経営の推進を支援します。
煩雑な情報収集を効率化する「Select News HR」の役割
最近の人事労務部門は、法令情報の確認作業に多くの時間を取られています。新日本法規出版の調査によれば、担当者は1日あたり平均1時間を省庁のホームページでの情報収集に費やしており、特に厚生労働省からの新着情報は数十件にも上ります。このような膨大な情報の中から必要な情報を手作業で選別するのは、専門家の貴重な時間を奪う要因となっています。
「Select News HR」では、AIを活用してこれらの煩雑な情報収集業務を自動化し、時間の節約を図ります。具体的には、厚生労働省を始めとしたさまざまな公的機関のWebサイトから情報を集め、ユーザーの関心や業務に応じて整理・分類し、パーソナライズされた情報を提供します。これにより、担当者は効率よく最新情報を受け取りながら、戦略的業務に専念することができるようになります。
AIによる高精度な情報提供
「Select News HR」の開発は、実証実験を経て、ユーザーが必要とする情報を漏れなく届ける「見逃し防止率」で87%という高い精度を記録しました。この結果は、信頼性の高い情報を速やかに配信することができることを示しており、総務・人事労務の現場における情報見落としのリスクを大幅に低下させます。情報源の信頼性とAIの利便性が融合し、企業のコンプライアンスを強化する新しいステージへと導きます。
「Select News HR」の具体的な特徴
「Select News HR」の特徴は以下の通りです:
- - 公的機関の一次情報に特化:信頼できる情報だけを厳選し、提供します。
- - AIによるパーソナライズ:ユーザーの関心に応じて、情報を効率的に整理します。
- - 迅速な法改正や制度変更対応:変化に即応し、企業のコンプライアンスを強化します。
このサービスは現在 β版として開発されており、興味のある方は特設ページ(
Select News HR)からお申込みが可能です。
DATAFLUCTと新日本法規出版について
株式会社DATAFLUCTは、データを活用して新たな価値を創出するデータビジネスパートナーです。2019年に設立され、非構造化データを統合的に活用することで、さまざまな社会課題の解決を目指しています。一方、新日本法規出版は1948年から法規関連情報を提供し、法律業務を支援するリーガルテックサービスの開発に取り組んでいます。両社の協業によって、情報の非効率を解消し、企業にとって価値ある業務環境を創出することが期待されています。
このように「Select News HR」は、AIと人間の知見を融合させた新たなサービスとして、今後多くの企業の人事労務業務に革新をもたらすでしょう。人事業務のDXを促進し、企業の成長を支える重要な一翼を担うことになるのです。