岡山大学、国際的なビジネスサミットで新たな一歩を踏み出す
国立大学法人岡山大学の那須保友学長は、2025年2月5日から6日にかけてインド・コルカタで行われた「第8回ベンガル・グローバル・ビジネス・サミット(BGBS)」に参加しました。このサミットは、西ベンガル州政府によって毎年開催される重要なビジネスイベントで、地域および国際的な政策立案者、ビジネスリーダー、学者たちが集まり、新たなビジネス提携と産業エコシステムの構築を目指しています。
那須学長は、特に「Transformative Education」をテーマにしたセッションや、日本が西ベンガル州の人材育成とビジネス成長を支援するという内容のセッションにて岡山大学の取り組みを紹介しました。これには、岡山地域における持続可能な開発(SDGs)や国連貿易開発会議(UNCTAD)との協力が含まれています。
「岡山地域の教育機関や自治体は、SDGsという共通のビジョンの下で、同じ方向に向かって様々な活動を展開している」と語る那須学長。この発言からは、岡山大学が地域社会と連携し、未来の世代に向けた教育の重要性を強調していることが伝わってきます。
新たな協定の形成
また、サミットでは、シスター・ニヴェディター大学(SNU)との大学間協定の締結も行われました。2019年に協力関係を築いた両校は、2020年に相互交流が始まり、これからさらに広がる協力関係が期待されています。調印式には、西ベンガル州学校・高等教育部門の事務次官やSNUのトップが出席しました。
岡山大学は、地域に根ざした中核的な研究大学として、国際的な交流を推進しています。特にインドの大学との連携は、文部科学省が提唱するグローバル・サウスの国々との大学間交流の一環として、注目を集めています。今後は、学生や教職員の交流を通じて、教育と研究のさらなる発展に寄与することを目指しています。
地域と世界をつなぐ教育の重要性
岡山大学は、持続可能な教育や地域社会の発展に重点を置き、その成果を国際的に発信しています。次世代のリーダーを育てるための活動が数多く展開されており、地域中核大学としての役割を果たしています。
「岡山大学のこれからの取り組みにぜひご期待ください」と締めくくる那須学長の言葉には、教育を通じて地域社会と世界をつなぐという強い意志が込められています。
まとめ
今回のサミット参加と大学間協定の締結は、岡山大学がグローバルな場での教育とビジネスの発展に寄与する重要なステップとなりました。国際的な視野を持った学生を育てるための新たな取り組みが期待され、地域と国際の架け橋となることが求められています。