フィットネス業界が女性活躍を推進する交流会
2025年5月15日、フィットネス業界の大手4社であるスポーツクラブNAS、ティップネス、野村不動産ライフ&スポーツ、ルネサンスが共同で、女性支配人の交流会を東京にて初開催しました。このイベントには、各社から選ばれた23名の女性支配人が参加し、活発な議論とネットワーキングが行われました。
交流会の目的と背景
この交流会は、フィットネス業界内での女性支配人の活躍を促進することを目的に、各社の垣根を超えた協力を通じて実現されました。参加者たちは、管理職として直面する共通の悩みや経験を分かち合い、支援のネットワークを構築することを目指しました。その背景には、女性の管理職が少ない業界特有の課題がありました。
参加者の共感と発見
会場となったルネサンス本社では、同社の代表である望月美佐緒氏の講話からスタートしました。望月氏は、自身の経験をもとに女性経営者としての成功と挑戦について話し、参加者にとって大きな刺激となりました。参加者たちは「私たちの悩みは驚くほど共通している」といった共感の声を上げ、さらに「地域の健康づくりに貢献できることを喜ばしく思う」との意見も分かち合いました。アンケート結果では、参加者の73%が期待以上の収穫を得たと回答しています。
グループワークを通じた交流
イベントでは、参加者をいくつかのグループに分け、特定テーマについてディスカッションを行いました。テーマは「やりがいを感じた瞬間」「大変だった出来事」「支配人を目指したいと思う女性が増えるには」の3つで、各グループでの話し合いの結果が全体に共有され、意見交換が促進されました。多様な視点からの議論が行われ、参加者同士の刺激となり、新たなアイデアが生まれる場となりました。
今後の展望
この交流会を通じて、フィットネス業界が女性の活躍をどのように支援できるか、また、今後も定期的に同様のイベントを開催する意義が改めて認識されました。業界内だけでなく、他業種との交流・連携も視野に入れ、幅広い人材が活躍できる環境を整えることが求められています。フィットネス業界の女性支配人たちは、今後も互いに支え合いながら自らのキャリアを切り拓き、地域社会に貢献していくことを誓い合いました。
このイベントは、女性の活躍がいかに重要かを示すとともに、業界全体におけるダイバーシティの推進に向けた第一歩といえるものでした。これを契機に、多くの女性が自分の力を活かし、新たな道を切り開いていくことが期待されます。