展示会の接客を科学する!
近年、展示会やイベントでの接客の質を向上させるために、さまざまな技術が導入されています。中でも、株式会社アートフリークが展開する音声解析技術に注目が集まっています。最近、同社は騒音の多い環境下でも特定の個人の音声を抽出し、接客の質を可視化する特許を取得しました。この画期的な技術は、従来の「量」の評価に加え、現場での「質」のデータを提供することを可能にします。
接客の質はブラックボックスだった
展示会やPOPUPストアにおいて、これまで接客の質は担当者の経験やスキルに依存していました。例えば、クライアントからは「自社サービスを正しく説明しているか確認したい」「高成果を上げているトークを他の担当者にシェアしたい」という声が多く上がっていました。このようなニーズに応えるため、アートフリークは音声解析を用いることで、接客の質を客観的に評価し、そのデータを人材教育に活かすことを目指しました。
音声解析技術の革新性
特許を取得した音声解析技術の特徴は、騒音環境下でも特定の社員の声を正確に識別し、その音声から成果を上げている接客パターンを抽出できる点です。この技術により、高い成果を上げている接客スタイルが可視化され、具体的なデータとして利用可能となるのです。具体的には、以下のプロセスになります。
1.
高度な話者識別: AIが雑音の中から特定の社員の声を認識し、その音声を抽出。
2.
接客パターンの可視化: 最も効果的な接客の構成、キーワード、話のつながりをデータとして可視化。
3.
データに基づくフィードバック: 感覚的な指導を超え、具体的に解析された会話パターンに基づく振り返りを支援。
このような技術によって、接客レベルの底上げや再現性のある接客スタイルの構築が可能になります。
教育と付加価値を生む技術
音声解析技術の利用は、接客の分析にとどまらず、効率的なオペレーションやデータに基づく教育の実現にも寄与します。アートフリークの営業統括本部長、荒尾尚樹氏は「人手不足が深刻化する中、高い質の接客を誰でも行えるようにすることが重要です。データを活用することで、展示会や商空間の価値を最大化したい」と語っています。
「おもたす」の機能と活用
アートフリークが提供する分析ツール「おもたす」は、展示会やイベントの成果を最大化するためのマーケティング支援ツールです。具体的には、人流計測と音声解析、デジタルアンケートの3つの機能を統合しており、次回の出展に向けたブースデザインやコンテンツ改善の提案を行います。
- - 人流計測: 通行数や誘引数を可視化し、ブースの魅力を測定。
- - 音声解析: トークの質やキーワードを分析。
- - 一貫した支援: 分析結果を次回の出展に活かすための具体的な提案を実施。
このように「おもたす」は、リアルな場においてもデータを駆使することで、出展者と来場者の両方にメリットをもたらすことを目指しています。
もっと知りたいアートフリーク
株式会社アートフリークは、2025年に設立から35年を迎える空間プロデュース企業で、展示会やポップアップストアのデザイン・施工を手掛けています。特に、クリエイティブな活動を通じて、世の中を動かす力を信じています。今後のさらなる進化を期待したいですね。
アートフリーク公式サイト