F-LINE株式会社の拠点移転と物流ネットワーク強化
関東地域での冷凍物流のさらなる強化を目指すF-LINE株式会社が、川崎市の東扇島から新たに横浜市神奈川区に開発中の「CBRE IM-LOGI′Q新子安」へ拠点を移すことを発表しました。この移転は、2027年に竣工予定の新施設において、冷凍品の共配を中心とした基幹拠点の拡充を目的としています。
これまでの経緯と移転の目的
F-LINE株式会社は1996年以来、東扇島の低温物流センターを運営してきました。その間、共同保管や輸配送、保税通関業務などを通じてお客様の流通サポートに力を入れてきました。しかし、近年では冷凍食品の需要が急増しており、その結果保管スペースの不足、物流オペレーションの複雑化、また人手不足といった様々な課題が浮上しています。これらの問題に対応するために、より広い保管スペースと効率的な物流体制を確保する必要が生じたのです。
このため、新たな拠点への移転を決断し、持続的に増加する冷凍物流ニーズに対応していく方針を固めました。新しい施設では複数の温度帯を管理できる物流設備が整っており、さまざまなお客様のニーズに応える体制が整います。また、営業開発に特化した専門部隊を設置し、共同配送サービスの強化や新たなビジネスの創出にも取り組む予定です。
新拠点の概要
「CBRE IM-LOGI′Q新子安」に関する情報は以下の通りです:
- - 所在地: 神奈川県横浜市神奈川区恵比須町3-1
- - アクセス: JR・京急「新子安駅」から1.2km、首都高速横羽線「子安IC」から1.1km
- - 敷地面積: 38,733.29㎡(約11,716.82坪)
- - 延床面積: 97,007.13㎡(約29,344.66坪)
- - 当社使用面積: 31,495.86㎡(約9,544.20坪)
(倉庫・バース・事務所を含む)
- - 建物構造: 鉄骨造、地上5階建て(冷凍・冷蔵倉庫は1階から3階)
- - 着工予定: 2025年3月、竣工予定: 2027年1月
- - 環境認証: CASBEE A認証(取得予定)
この新しい物流施設では、冷凍・冷蔵庫の拡大に加え、最新のテクノロジーを駆使した物流システムが導入される予定です。これにより、より多くのお客様に対してスピーディーかつ質の高い物流サービスを提供することが可能になります。
今後の展望とコミュニティへの貢献
新拠点への移転を契機に、F-LINE株式会社は物流品質の一層の向上を目指します。また、効率の良い運営や環境への配慮も強化し、地域社会やパートナー企業との連携を重視しています。信頼される冷凍物流のリーディングカンパニーとして、持続可能な発展を目指していく所存です。
この新しい物流拠点は、将来的に多くのお客様に新しいビジネスチャンスを提供するはずです。今後の展開にぜひご期待ください。
■会社情報
- - 企業名: F-LINE株式会社
- - 所在地: 東京都中央区晴海一丁目8番11号 晴海トリトンスクエアオフィスタワーY棟30階
- - 代表者: 代表取締役社長 坂本次郎
- - 設立: 1952年10月2日
- - 事業内容: 貨物自動車運送業、倉庫業、通関業など
- - 企業ホームページ: F-LINE株式会社
新たな拠点でのさらなる発展をお楽しみに!