長野の自然と東京の子どもたちが描く未来を結ぶ「シンボルツリー」
2025年7月2日、長野県茅野市・蓼科の地で開催された「シンボルツリーお披露目セレモニー」。この特別なイベントには、東京と茅野市の子どもたち824人が参加し、自然とアートが融合した魅力的な取り組みが行われました。このプロジェクトは、地域共生をテーマに、子どもたちを通じて東京と茅野市のつながりを深めることを目的としています。
プロジェクトの実施背景
本プロジェクトは、CHEERS株式会社が手掛け、長野県茅野市地域創生課と協力をしながら行われました。テーマは「センス・オブ・ワンダー」。この言葉は、子どもたちが自然の中で感じ、想像力を育むことから生まれたものであり、東京に住む子どもたちと茅野市の子どもたちが互いに影響を与え合いながら成長することが期待されました。
シンボルツリーのコンセプト
シンボルツリーは、茅野市のカラマツの間伐材を活用した短冊に、両地域の子どもたちが自由にアートを描くという形で制作されました。このアートは「自由な表現」、「自然とのつながり」、そして「未来への持続可能性」を表現するためのものであり、観る人に様々な感情を呼び起こします。
子どもたちが育てたアートの物語
2025年1月:邸宅の森でのワークショップ
まずは茅野市内の551人の子どもたちが参加したワークショップが行われました。彼らは蓼科の自然を象徴するカラマツの短冊に「楽しい気持ち」や「ワクワクする気持ち」をテーマに、自由にアートを描くことで、創造力と共同作業の大切さを学びました。こうして、彼ら自身の感情や思いをそのまま表現することができました。
2025年2月:東京の子どもたちの参加
続いて、東京から参加した273人の子どもたちも、蓼科の魅力を体験するサステナブルワークショップに参加しました。代官山の「TENOHA代官山」で行われたこのワークショップでは、カラマツの短冊にアートを描くほか、木の枝や松ぼっくりを使ったクラフト体験や信州の花を摘む体験も行われました。
2025年7月:シンボルツリーお披露目セレモニー
そして迎えた2025年7月2日、すべての子どもたちが描いたアートが集まったシンボルツリーがTENOHA蓼科にお披露目されました。この瞬間、それぞれの子どもたちの個性や想いが形となり、一つの象徴的なオブジェとして誕生しました。アートは色も模様も異なり、その美しいコラボレーションは参列者に感動を与えました。
サステナビリティを考慮した取り組み
このプロジェクトでは、カラマツの間伐材を活用することで、廃棄物の削減や、自然環境への配慮がなされています。また、短冊のアート制作に使用した「Kitpas(キットパス)」は、お米から採取されるライスワックスを主成分とし、リサイクルが可能な素材です。これにより、子どもたちが安全に使えるだけでなく、環境にも優しい画材として注目されています。
イベント概要
- - イベント名:シンボルツリーお披露目セレモニー
- - 開催日時:2025年7月2日(水)10:00〜11:30
- - 開催場所:TENOHA 蓼科
- - 主催:東急不動産株式会社
- - 共催:CHEERS株式会社
- - 協力:茅野市地域創生課、東急リゾーツ&ステイ株式会社
- - プログラム協力:株式会社flower meditation(greenpiece)、株式会社SUN&MOON
シンボルツリーはTENOHA蓼科にて長期間展示される予定で、訪れる人々に自然や子どもたちの思いを感じてもらえる素晴らしい機会となることでしょう。