桜十字グループが描く未来への挑戦
桜十字グループは、医療・介護・予防医療の分野で突出した存在として成長を続けてきました。その中で、2025年に実現を目指す「WELL-BEING FRONTIER」というビジョンのもと、新たな取り組み「FLOW(フロー)」が立ち上がりました。このチームは、さまざまな部門を横断し、ウェルビーイングの理念を実現するためのコアとなる存在です。
人生100年時代における新たな発想
現在、日本は人生100年時代の転換期にあり、従来の医療や介護の枠組みを超え、「心身の充足」「生きがい」「つながり」といった要素が求められています。厚生労働省の「健康日本21(第三次)」も、身体的な健康だけでなく、心の健康や人とのつながりの重要性を強調しています。このような変化を受け、桜十字グループは医療法人としての役割を見直し、単に病気を治すのではなく、人生をより豊かに営むための支援を行う必要があります。
FLOWの発足とその役割
桜十字グループは、2005年の創業以来「ハッピースパイラル」という理念を掲げ、患者やスタッフ、地域が幸せになる循環を創出してきました。そして、2025年の創業20周年を迎えるにあたり、この理念を基に「WELL-BEING FRONTIER」のビジョンを策定しました。このビジョンを効果的に推進するために、部門横断的に展開される新たなチーム「FLOW」が設立されました。
「FLOW」は、「Front Line Of Well-being」の略で、医療界における新たな価値創造を目指すチームです。具体的には、第一線で働く現場の知見を結集し、未来のウェルビーイングに向けた変革を起こすことが使命です。
FLOWの組織構成と理念
FLOWの中核メンバーは、人材開発本部、企画広報マーケティング部、カルチャー&クオリティ本部から選出されています。各部門がそれぞれの強みを持った上で結集し、桜十字グループとしての未来を形成します。この体制こそが、理念「ハッピースパイラル」を具体的に実現するための理想的な形と位置づけられています。
人材開発本部はスタッフの成長を支え、企画広報マーケティング部は社会との信頼関係を築き、カルチャー&クオリティ本部は質の高いサービスを提供します。こうした連携により、顧客、スタッフ、地域社会の皆が共に幸せになれる循環が強化されていきます。
FLOWの未来への道筋
2035年までに桜十字グループが目指すのは、医療だけでなく社会全体におけるウェルビーイングのフロンティアを切り開く存在となることです。そのためにFLOWは、以下の5つの段階を経て具体的な施策を進めていきます。
1.
土を耕す:各部門の業務見える化や、社内の現状把握からスタートします。
2.
種をまく:部門連携による企画の実施、ウェルビーイング情報交換会の開催を行います。
3.
芽生える:社内でのコンテンツの共有を進め、ビジョンを具体化していきます。
4.
花ひらく:ウェルビーイング関連の企業と連携したイベントを企画し、広がりを持たせます。
5.
実る:成果の測定とともに、次の施策へとつなげていきます。
それぞれの段階での具体的な実施と検証を通じて、桜十字グループが描くウェルビーイングな社会の実現に向けた活動を推進していきます。
未来をつくるための架け橋としてのFLOW
桜十字グループは「FLOW」という名のもとに結集し、新たな価値を社会に創出するための強い意志を持っています。代表者の日髙由子氏は、「他の部門と手を取り合い、ウェルビーイングの実現に向けた取り組みを行うことが重要だ」と述べており、FLOWの活動を通じて桜十字の理念を実現し、地域社会に対する責任を全うする所存です。結局のところ、人々が心豊かに生きられる社会を築くことに貢献するため、桜十字グループは進化し続けます。